サンパウロで、おしゃれなカスタム自転車が人気
2015年 06月 29日6月28日にはパウリスタ大通りで自転車専用レーンが開通し、ますます自転車熱が高まることが予想されるサンパウロ。市内の自転車専用レーンは現在、全長300キロに及ぶと言われる。
空前の自転車ブームの中、完全カスタマイズ生産を貫く自転車職人が注目を浴びている。
TVグローボが6月21日、番組「ペケーナス・エンプレーザス・イ・グランヂス・ネゴーシオス」で報じたところによると、サンパウロ市内で自転車工房を営むアレシャンドリ・アイドゥさんは、自転車の設計から製造、販売まで一貫してハンドメイドで行っているという。
2009年に立ち上げた自転車工房は妻のタチアーナさんと共同で運営されている。自転車は設計の段階から完全カスタマイズだが、自転車だけでなく、天井、テーブル、腰掛、道具それから機械まで、工房内のすべてがアレシャンドリさんの手によるものだ。
アレシャンドリさんは子供のころからベッドや自動車などの車両付属品等、何でも自分で設計し、作っていた。自分にはモノづくりの才能があると感じてはいたが、初めて自分で設計した自転車を完成させたとき、自分の才能はこのためのあるのだと確信したという。
工房にはタチアーナさん以外にルイスさんとマルセロさんの2人の作業員がおり、アレシャンドリさんの仕事を補佐している。2人は彼の事業の共同経営者でもある。
革製のサドル、1930年代のデザインを取り入れたライト、特性のサスペンション…工房に並んだ自転車はどれも購入する人の夢が詰まったデザインが施されている。製品の販売価格は約2500レアル(約10万円)で、どのパーツも顧客の好みに合わせて手づくりで作られる。
最近ではフードバイクと呼ばれる、弁当・惣菜等の移動販売が可能な三輪型の自転車の注文が増えてきているという。フードバイクは各6000レアル(約24万円)から、という価格設定となっている。
HAILUX
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(文/余田庸子、写真/Reprodução/Pequenas Empresas & Grandes Negócios/TV Globo)
写真は「ペケーナス・エンプレーザス・イ・グランヂス・ネゴーシオス」より、アレシャンドリ・アイドゥさんの手作り自転車と工房。TVグローボのニュース番組はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで