カカ、約1年ぶりに代表に召集。ブラジル代表の国際親善試合は日本でも生放送

2015年 09月 1日

ネイマール

まずは、不動のエース、ネイマール。コパ・アメリカではキャプテンでありながらコロンビアに敗戦後、ボールを相手選手めがけて蹴り乱闘騒ぎになったうえ、主審に暴言を吐いて4試合の公式戦出場停止処分を受けたことが記憶に新しい。しかし愚行は批判されているが、王国の復活にはエースである彼の存在は必要不可欠だろう。

ウィリアンもドゥンガ体制を象徴する、注目すべき招集メンバーのひとり。テクニック、スピードに長けたドリブラー。スタミナがあり、攻撃的な選手でありながら守備へのハードワークもいとわない。

フッキは、ドゥンガ監督就任後、初の出場となる。招集経験はあるがケガにより出場はなかった。持ち前のテクニックとパワーでネイマール頼みの攻撃に新たな風を吹かせることが出来るか!?

ドウグラス・コスタは、今季ウクライナのシャフタールからドイツのバイエルン・ミュンヘンに移籍したドリブラー。代表ではまだ目立った活躍はないものの、移籍先のバイエルンではチームで1番のインパクトを残している。その勢いを代表戦にも繋げたいところ。

今回、ブラジルが対戦する相手にも触れておこう。

まずはコスタリカ。現在、FIFAランキング38位。2014年のブラジルW杯では持ち前の運動量を生かしたカウンターサッカーで、「死の組」と呼ばれたグループDを首位で勝ち抜いた。その後も気力のサッカーでベスト8入りと、予想外の躍進を遂げた。

優勝を目指して臨んだ7月のゴールドカップでは、準々決勝で強豪メキシコと対戦。延長戦まで持ち込むも0-1で惜敗。同大会でもベスト8止まりとなった(優勝はメキシコ)。注目選手は、ブライアン・ルイスとキャンベルのレフティコンビ。また、名門レアル・マドリードの守護神ケイラー・ナバスも、当たると止まらないタイプのGKだけに、カギを握るだろう。

アメリカ合衆国代表は、2014年のW杯では決勝トーナメント1回戦でベルギーに敗れ、ベスト16となった。FIFAランキング29位。7月のゴールドカップでは大会得点王となったデンプシーの活躍もあり、順調に勝ち進んでいたが、準決勝でジャマイカに敗れている。3位決定戦でパナマに敗れ、結果4位となった。

そんな2チームを相手に、ブラジルはチームの再建をなし遂げられるか!?

<放送日程>

CSテレ朝チャンネル2
http://www.tv-asahi.co.jp/ch/

「ブラジル代表戦2015 ブラジル代表×コスタリカ代表」
日本時間9月6日(日) あさ 4時50分~7時15分 <生中継>

「ブラジル代表戦2015 ブラジル代表×アメリカ合衆国代表」
日本時間9月9日(水)午前 9時30分~ひる0時  <生中継>

(文/加藤元庸、写真/ロイター/アフロ、※FIFAランキングは8月6日現在)
写真は2014年11月18日、対オーストリア戦でのネイマール

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