オリンピック・パラリンピック開催地リオデジャネイロ案内サンタテレーザ地区 リオ名物の路面電車
2016年 05月 26日リオデジャネイロの中心街からサンタテレーザまでの美しい道のりを眺めることができる路面電車「ボンジ」は、観光客に限らず現地の人たちの間でも人気です。サンタテレーザに住む住民の交通手段にもなっています。
2011年に脱線事故があり、復旧作業のため操業が停止されていましたが、2015年の7月より一部路線で試験運行がはじまっています。
1896年に操業したというボンジの客席には左右とも窓ガラスはありません。改修後の車両は乗客が落ちないよう座席にバーがとりつけられていますが、基本的には昔ながらの作りを受け継いでいます。木製の椅子に腰かけて、吹き抜けていく心地よい風を感じながら、サンタテレーザの街並みを眺めることが出来ます。
かつての路面電車は電気ではなくロバが引いており、色も緑色でした。今は電気で動き、色も緑から黄色になりました。「Museu do Bonde(路面電車博物館)」(Rua Carlos Brandt 14)には、ボンジの歴史が飾られています。
次回は、やはりこの界隈の名物であるバールやブチキン(居酒屋)をご紹介します。
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(文/岡野シンチア春美、写真上/Paulo Virgílio/Agência Brasil、写真下/Tânia Rêgo/Agência Brasil)