2016年、ブラジルの水着のトレンドは…
2016年 06月 28日ブラジルではサマーシーズンは終わりそろそろ冬を迎えようとしているが、反対に日本はこれから夏を迎える。夏といえばビーチ! 水着が気になるシーズンがやってくる。
そして、やはり気になるのが最新のブラジルの水着のトレンド。
2016年オリンピックイヤーの今年、ブラジルの水着のトレンドは、編みもの技術やプリントの柄などにブラジルの伝統が息づく水着だった。
まずは、ますます注目度が高まっている、クロシェビキ二。ブラジル北東部が発祥といわれる伝統的なカギ編みの技術や柄を取り入れたビキ二で、海外のセレブたちがSNSなどに写真をアップして、爆発的に広まった。
ゴムを入れながら、様々な色の繊維で編んだクロシェビキニはカラーバリエーションが豊富で、ハンドメイドの温かみのあるデザインが特徴だ。ブラジルらしく布地の面積は小さい。
リオとフォルタレーザにショップを持つブランド、ラ・ブリーザの店頭にも、カラフルなクロシェビキ二が並ぶ。
他のトップブランドも、多くのクロシェ・モデルの水着を発表している。
セレブが愛用するブランドとしてお馴染みのモレナローザは、クロシェ×ボタニカル柄で、流行をダブルに取り入れている。配色のセンスの良さが光り、すっきりとした印象のデザインとなっている。
また、モレナローザでは、デザイナーのドゥドゥ・ベントリーニとのコラボコレクションによる、アマゾン地域の伝統的な色彩やパターンを用いたデザインも話題となっている。大自然と共に生きる先住民の文化が息づく美しいコレクションだ。
温暖な気候の土地のせいか、ブラジルの水着といえば、トロピカルなイメージの鮮やかなプリント、大胆なカットワーク、細かいディティール…といった特徴が思い浮かぶ。しかし、そんな定番化したイメージだけがブラジルの水着のデザインではない。
伝統の技術やデザインを取り入れた今年のブラジルの水着は、ブラジルファッション・雑貨通販 SORTE (ソルテ)でも販売中。
(文/ヒアゴン恵子、写真提供/ノガイートレーディング)