ブラジルで純国産電気自動車の試験はじまる
2018年 05月 3日サンタ・カタリーナ州はブラジル国内でもっとも起業家人口の高い州のひとつで、州政府と民間企業が一体となってスタートアップ段階のベンチャー企業を支援する体制を整えつつあるという。
純国産電気自動車を完成させたのは州都フロリアノーポリス市の衛星都市にあたるパリョッサ市に住む起業家、マハトマ・マロスチカさん。
マハトマさんは純国産電気自動車の製造にこだわった理由を次のように語る。
「この技術を手に入れることはとても重要だと考えています。というのは、電気自動車製造技術は多方面に応用が利き、産業のすそ野を広げることができるからです」(マハトマ・マロスチカさん)
マハトマさんが開発した電気自動車は空気を汚さず、騒音も出さない。小型のため、スペースが貴重な大都市の中心部でも通常の自動車に比べて有利だ。そして、充電が必要になれば、どんなコンセントからでも充電ができる。
マハトマさんいわく、彼の発明品は1回の充電で100キロ走れるとのことだ。ただし、彼の電気自動車を公道で走らせるには、これから満たしていくべき規格がいくつかある。
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(文/原田 侑、写真/Reprodução/TV Globo/Pequenas Empresas Grandes Negócios)
写真はグローボ系列の経済情報番組「ペケーナス・エンプレーザス・イ・グランヂス・ネゴーシオス」より。。TVグローボ系列の番組はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴の問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで)