ブラジルで純国産電気自動車の試験はじまる
2018年 05月 3日通常、電気自動車のバッテリーは車両価格の大半を占めるが、走行距離が短い人にとってはもっと小さくていいはずで、都市の中でちょっとした外出に使う程度であれば、バッテリーは小さくできるし、それによって車両価格も下げられるはずだと考えるようになった。
現在マハトマさんのベンチャー企業は生産ラインを持たないため、彼の電気自動車は1台ずつ、ガレージで組み立てられている。
「私たちの製品は販売店自体で組み立てができ、かつ、アフターサービスも行えることを目指しています。販売店は完全に地域密着型のサービスを提供するのです」(共同経営者、パウロ・ザネッティさん)
ジェトゥーリオ・ヴァルガス財団による最近の調査では、世界中で約200万台の電気自動車が製品として流通しており、2020年には1300万台に達するとのことだ。
ブラジルではまだ電気自動車の存在感は弱く、2011年以降の販売台数はハイブリッド車を合わせてもわずか9000台あまりだ。
しかしながら、重要は高まりつつあるという。
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(文/原田 侑、写真/Reprodução/TV Globo/Pequenas Empresas Grandes Negócios)
写真はグローボ系列の経済情報番組「ペケーナス・エンプレーザス・イ・グランヂス・ネゴーシオス」より。。TVグローボ系列の番組はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴の問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで)