JCBがブラジルで、南米初のJCBカードを発行。提携先はCAIXA

2018年 05月 7日

JCB ブラジル

国際カードブランドの運営母体であるジェーシービーの海外業務を行う子会社ジェーシービー・インターナショナルが、現地時間の2018年5月3日(木)からラテンアメリカで初となるJCBカードを発行し、サンパウロ市内で発行セレモニーを行ったことを公表した。

カードの名称は「CAIXA JCB Único(カイシャ・ジェーシービー・ウニコ)カード」で、ブラジルの政府系金融機関Caixa Econômica Federal(ブラジル連邦貯蓄銀行、通称「カイシャ」)との提携によるクレジットカードとなる。

カイシャは、1861年にブラジルで設立されたラテンアメリカ最大級の政府系金融機関で、州政府や都市のインフラ整備に関する融資から、民間企業・個人への一般融資までを行う。同国内でクレジットカードおよびデビットカードの発行を行うなど、カード事業にも注力している。

今回の提携は、国際ブランドとの提携によりサービスを拡充させたいカイシャと、ブラジルにおけるJCBカードの発行により、ラテンアメリカでの会員基盤の拡大を目指すJCBの狙いが合致して実現したという。

(文/麻生雅人、写真提供/JCB)