ブラジルの新鮮なニュース、コラムを独自の目線から楽しくお届けします。もっとブラジルのことを知ってもっと好きになろう!

日系人画家ユーゴ・マベ展、10月25日より開催

「ゴンドラ」ユーゴ・マベ、1998年(画像提供/和田画廊)

10月25日(金)より、東京・銀座にある和田画廊で「YUGO MABE PAINTING 展」が開催される。

ユーゴ・マベ(間部有剛)は、ブラジルで活躍した画家マナブ・マベ(1924-1997)の三男として1955年、サンパウロ州リンスで生まれた。父親の芸術活動をが常に身近にあったユーゴ・マベは、幼い頃から芸術に触れ手育った。父親の友人だったアウデミール・マルチンス(1922-2006)、アルカンジェロ・イアネリ(1922-2009)、トミエ・オータケ(1913)、チカシ・フクシマ(1920- 2001)の作品にも接していた。

長年見ていた父の制作姿に影響を受けていたユーゴ・マベは、1977年にアウカンタラ・マシャード総合大学のコミュニケーション学科を卒業。同行では商業広告を学んだが、広告業には就職せず、父の下で画業に専念。以来父を師とし、また厳しい批評家として研鑽を重ねていった。

1970年代初頭から集団展に参加して作品を発表するようになり、1972年と1975年にリベルダージ広場にあったサンパウロ日本文化協会サロン、1975年と1982年にサンパウロのベラスアルチスで表彰された。

1980 年に最初の個展をサンパウロ市にて開催。それ以降ほぼ毎年のように各地で作品を発表し続けてている。

初期の作品のモチーフは花が主だったが、作風は次第に変化していき、近作では風景が主たるテーマとなっている。ユーゴの作風は本人も認める通り、色の魔術師と称される父の強い影響が見受けられるが、表現者としての地位を確立する為にも彼は少しずつ父の路線から遠ざかり、独自のスタイルを模索してきたという。

今回の「YUGO MABE PAINTING 展」では、風景画が中心に展示される。

「大胆な色使いでありながらも絶妙な筆触で表現される風景は、見るものを幻想的な世界へと誘います」(和田画廊)

<ユーゴ・マベの主な個展>
1980/83 Documentaギャラリー(サンパウロ)
1982/88 Realidadeギャラリー
(リオ・デ・ジャネイロ)
1991/93/96 Votreギャラリー
(リオ・デ・ジャネイロ)
2001 駐日ブラジル大使館(東京)
2002 Promo-Arteギャラリー(東京)

<主なグループ展>
1972/75 「サロン Bunkyo」(サンパウロ)
1975/82 「サロン Paulista de Bellas Artes」(サンパウロ)
1978/80/82/84/88/90「サロン Brasileiro de Arte」(サンパウロ)
1979/85 「日本移民 70,75 周年記念展」(サンパウロ)
1981 ~ 2000 「チャペル・アート・ショー」(サンパウロ)
1992 「アート・マイアミ1992」(マイアミ、米国)
「ポルトガル-日本展」(サンパウロ)
1995 「7人のサムライ展」(ブラジリア)
「日伯友好 100 年記念展」(クリチーバ)
1996 「仮想の時代展」(サンパウロ)
「3つの形向展」(ポルト・アレグレ)
1999 「ユーゴ、マナブ間部ファミリー展」(熊本)
「日本ブラジル国際巡回展」(ブラジリア、サンパウロ)
2001「日系ブラジルアート展:この時」(サンパウロ)
2004「マナブ・マベとユーゴ・マベ」(サンパウロ)
2005「春」(ポルトガル)
2006「ラテンアメリカの『青』」(日本)
2007「ラテンアメリカの作家達展」(日本)
2008「プロモ・アルテ ギャラリー コレクション展」(日本)
2010「ラテンアメリカ現代アートTODAY展2010」(日本)
2014「第13 回ラテンアメリカン& カリビアン現代アートTODAY 展」(日本)

「YUGO MABE PAINTING展」
会期:10月25日~12月15日
場所:和田画廊(東京都中央区銀座3-5-16)
URL: http://www.wadagarou.com
後援:ブラジル大使館

(文/麻生雅人)

■関連記事
巨大ポレンタ、今年も準備万端。ポレンタ祭り、10月4日から開催
ブラジルワインとイタリア移民の食を楽しむ会、10月5日に開催
「カシャッサの日」の祝賀会、今年(2019年)も開催される
ブラジルのロック・バンド、オンジ・ヴィンチが来日
ダニ&デボラ・グルジェウ・クアルテート、2019年はブルーノート東京とモーションブルー横浜に出演

このエントリーをはてなブックマークに追加