【RIZIN】ホベルト・サトシ・ソウザ試合前インタビュー「夢を信じればできる。それをみんなに見せたい。そのことに緊張があります」

2021年 03月 19日

「RIZIN.27」記者会見でインタビューに答えるホベルト・サトシ・ソウザ選手(写真提供/(C)RIZIN FF)

3月19日(金)、今月21日(日)に名古屋 日本ガイシホールにて開催される「RIZIN.27」に出場する全選手のインタビューが、オンラインで行われた。セミファイナルのライト級で、徳留一樹と対戦するホベルト・サトシ・ソウザがインタビューに答えた。

サトシはブラジル・ボンサイ柔術の黒帯。“柔術界の至宝”と称されるも、まだRIZINで柔術を使用したフィニッシュを披露しておらず、打撃も進化させている。

2019年のライト級GP制覇王者トフィック・ムサエフとの王座決定戦が予定されていたが、ムサエフが来日できないため延期されていた。それにより、2021年RIZIN開幕戦で、王座決定戦の前に徳留と対戦することが決まった。

サトシのRIZINでの戦績は3勝1敗。対戦相手の福留はUFCとONE Championshipで活躍し、ONEで連勝中だったが、RIZIN参戦を決めたという。

――現在の心境は?

「すごい元気。すごい試合をしたい」

――相手選手の印象は?

「徳留とは前に一緒に練習をやったことがあるからやりたくないけど、しょうがない。わたしはRIZINのベルトを獲りたいから、RIZINが決めたら誰でも倒します」

――どのような試合展開になると予想していますか?

「もっとわたしの打撃をみんなに見せたいけど、わたしの柔術もみんなちょっと見てないからその両方。そのコンビネーションで。打撃でやって柔術で極めることもできる」

――徳留選手はONEでも連勝していますが、どのあたりが徳留選手の強さで、それに対してどのように対抗しようかというプランはありますか?

「これもみんなに見せたいね。どこで勝ってきたかは関係ない。3試合前の対戦相手(廣田瑞人)もUFCから来たけど、わたしがKOで勝ってましたね。どこから相手が来ても心配しない。みんなに見せたいのはRIZINがすごい強い、みんなRIZINに来るのは強い人。RIZINの力を世界に見せたい。RIZINは本当に強い。どこから相手が来ても関係ない。わたしのプランは、打撃も使ってグラウンドになっても、どっちでもわたしは勝つことができる」

――ムサエフとのRIZINのタイトルマッチは意識しますか?

「まだ聞いてないけど、わからないから。(榊原)社長が決めることだから、決まればわたしはやります。タイトルマッチの前にもう1試合あっても、次がタイトルマッチでもどっちでもいい。わたしはRIZINの選手だから、社長が決めたことをやります。でも、まだ決まってないね」

――同門のクレベル・コイケ選手も今回は一緒に出場しますが、励まし合ったりすることはありましたか?

「そうね、それは本当に面白いね。わたしとクレベルが長い間、MMAを一緒に練習やってきたけれど、同じ日に試合をするのは初めて。わたしの試合の前にクレベルが試合をするから緊張がすごいね(笑)。でもわたしは、クレベルの試合は心配だけれど、すごいクレベルを信じるね。グラウンドになったら問題ないから、クレベルが勝つのを本当に信じている。わたしが勝って、わたしの弟のクレベルも試合で勝って、それだけが欲しいね。ほんとにおもしろいね。日曜日にはわたしの気持ちはわからないね」

――浜松と磐田から応援団はたくさん来ますか?

「そうね、わたしの生徒たちがたくさん来るし、まだコロナが心配だからテレビでもたくさんの生徒たちが見るね。家族で来るのはちょっと難しい。浜松と磐田からはたくさん来ます」

――BELLWOODジムでクレベルと一緒に、たくさん打撃の練習を積んできたと思いますが、代表の鈴木博昭さんからどんなアドバイスをもらいましたか?

「あー、ほんとにいっぱい。博昭はいろいろ教えてくれたけれど、でもすごいいいのが博昭もサウスポーなこと。徳留と一緒だから。わたしと博昭はもう6年くらい一緒に練習しているから、相手がサウスポーであっても気にしない。BELLWOODでいい練習ができてます」

――徳留選手のジョニー・ケースとの試合は見ましたか? そしてどのように思いましたか?

「UFCで2人が対戦したのを見たけど、すごい前の試合だし、2人が成長してるから一緒ではないね。試合前に相手の勉強をするのが好きだから、徳留の試合は全部見たし、その試合は前も見た」

――徳留選手の注意するところは何だと思いますか? 左の打撃?

「そうね、左のストレート彼の柔道のベースが強いから、この2つがストロングポイントかな」

――もし寝技で下になっても下から攻めることができますか?

「上でも下でもやれるし、それはあまり気にしない。前も、北岡と試合をやった時も彼は投げに来たけれど、私はあまりディフェンスをしていなかった。グラウンドになっても問題ない。誰がわたしとグラウンドをやっても、心配していない」

――愛知と浜松には日系ブラジル人が大勢暮らしています。彼らの前で試合ができることをどのように感じますか?

「RIZINの会場に来れない人もたくさんいるだろうけど、そういう人たちはテレビで見るから、すごく緊張する。みんなに見せたいのは、(やれば)できるということね。ブラジルから来てる人の多くは普通に会社で働いている人が多いけど、夢を信じればできる。それをみんなに見せたい。そのことに緊張があります」

(記事提供/Hexagon News、文/Viviane Yoshimi)