リオ市役所、BRICSの恒久本部として建物を提供へ
2025年 07月 8日

リオデジャネイロ市のエドゥアルド・パエス市長は月曜日(7月7日)、ルイス・イナーシオ・ルーラ・ダ・シウヴァ大統領に意向書を手渡し、同市を恒久的にBRICSの常設本部にするという要請を正式に伝えた。
BRICSは2009年に発足したが公式本部はまだ持っていない。
リオ市政府はBRICSに、市中心部にあるブラジルジョッキークラブの建物を提供する提案をしている。建築家ルシオ・コスタが設計したこの建物は、83,500平方メートルの敷地を有している。
市政府は、この提案が外交的主導性を発揮し、海外からの訪問や投資を刺激するほか、国際的な知名度の向上、世界的なイメージの強化、雇用の創出など、市にもたらす直接的な利益を強調している。
同市政府は、海外からの訪問者や投資を呼び込むのみならず、国際的な知名度やグローバルイメージを強化し、雇用を創出するなど、この提案が市にもたらす外交的役割と直接的な利益を強調している。
エドゥアルド・パエス市長は、市は加盟国の代表者を受け入れ、グループが継続的に議論を進めるために最適なインフラと環境を提供する準備ができていると述べた。
「より公平な発展を目指すグローバルガバナンスが見直される中でのBRICSの重要性を再認識するため、リオデジャネイロは、多国間主義へのコミットメントを再確認し、相互協力を促進して、理論を具体的な実践に変え、加盟国間の継続的な対話を促進することを目指します」と、市政府は要請の書類に記した。
7月6日と7日、BRICS首脳会議には36カ国・地域の関係者約4,000人が集まった。
新興経済国で構成されているBRICSは、世界人口の46%、世界GDPの37%を占める。
BRICSは現在11カ国で構成されている。当初の加盟国はブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5カ国だった。さらにエジプト、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エチオピア、インドネシア、イランも加盟している。加えてパートナー国として、ベラルーシ、ボリビア、カザフスタン、キューバ、マレーシア、ナイジェリア、タイ、ウガンダ、ウズベキスタン、ベトナムが参加している。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




