ボタフォーゴが、ダヴィデ・アンチェロッティを新監督に正式に任命
2025年 07月 9日

イタリア人のダヴィデ・アンチェロッティ(35)がボタフォーゴのサッカー男子チームの新監督に就任した。クラブは火曜日の午後(7月8日)、ブラジル代表監督カルロ・アンチェロッティの息子で、現在ブラジル代表でコーチを務めているダヴィデ氏との、2026年末までの契約を正式に発表した。
ダビデ・アンチェロッティ監督は、米国で行われたFIFAクラブワールドカップのベスト16でパウメイラスに0-1で敗退した後、先週解任されたポルトガル人監督へナート・パイヴァの後任として、リオデジャネイロのチームを引き継ぐ。
ボタフォーゴはダヴィデ監督にとって監督として指揮する初のチームとなる。同氏は直近では、ブラジル代表とヨーロッパのクラブでコーチを務めた。
ダビデは2012年にフィジカルトレーナーとしてプロとしてのキャリアをスタートし、パリ・サンジェルマン(PSG)、その後はレアル・マドリードで父親と共に働いてきた。
2016年、ダヴィデはバイエルン・ミュンヘンで、カルロ・アンチェロッティ監督の下でコーチとして加わった。その後、カルロ・アンチェロッティ監督がナポリ、エバートン、レアル・マドリードを率いた際にもコーチを務めた。
ダビデ氏は父親とともにレアル・マドリードを去った後、レンジャーズ(スコットランド)の監督就任交渉を行っていたが、合意には至らなかった。
ボタフォーゴの新監督は、スペイン人のルイス・テベネット、イギリス人のアンドリュー・マンガンという2人のコーチとともにクラブに着任した。イタリア人のフィットネスコーチ、ルカ・ゲッラもコーチングスタッフに加わる。
これを受けてブラジルサッカー連盟(CBF)は公式声明を発表し、ダヴィデ・アンチェロッティがブラジル代表チームにおける父のアシスタントコーチとしての職務から解任されたと発表した。同連盟によると、2026年FIFAワールドカップに向けた最終調整で、ダヴィデ氏を「期限通りに招集する」ことで合意していたという。
CBFは、現在リベルタドーリス杯の王者である国内のクラブを率いる経験は、ダヴィデ氏の専門的成長に大きく貢献し、国内サッカーに取り組む日々で貴重な経験を積むだろう」と声明の中で述べている。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




