ルーラ大統領、米国から制裁を受けた最高裁判事らと夕食会を開催
2025年 08月 1日
ルイス・イナーシオ・ルーラ・ダ・シウヴァ・ブラジル連邦共和国大統領は、今週木曜日(7月31日)の夜、アウヴォラーダ宮にて連邦最高裁判所(STF)の判事たちを招いて夕食会を開いた。
会は、アレシャンドリ・ジ・モラエス判事および最高裁判所(STF)への支持を示すために催されたもので、米国政府がモラエス判事に対して制裁を発表した翌日に行われた。この制裁は米国の法律「マグニツキー法」に基づいており、人権侵害者と見なされた人物に対して制限措置を課すことを定めている。
夕食会には最高裁判所(STF)の11人の判事全員が招待された。現時点(20時20分)で、裁判所長官のルイス・ホベルト・バホーゾ判事、ジウマール・メンデス判事、クリスチアーノ・ザニン判事、そしてモラエス判事がすでに到着している。連邦検察庁のパウロ・ゴネッチ検事総長も出席している。
マグニツキー法の適用は、トランプ大統領によってアレシャンドリ・ジ・モラエス判事に対して科された2度目の制裁となっている。
7月18日、マルコ・ルビオ米国務長官はモラエス判事、その家族、そして“最高裁の同僚たち”の査証(ビザ)を取り消すと発表している。
上記の発表は、モラエス判事がエドゥアルド・ボウソナーロ連邦下院議員(自由党/前大統領の息子)に対する捜査を開始した後に行われた。この捜査は、同議員が米国政府と連携して、ブラジル政府および最高裁判所の判事らに対する報復措置を推進し、クーデター計画に関する刑事訴訟の進行を妨害しようとした疑いに対し行われたものだった。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)