レンソイス・マラニャンセス国立公園で小型飛行機が墜落、2名死亡
2025年 08月 11日
8月9日(土)、マラニョン州サント・アマーロ市にあるレンソイス・マラニャンセス国立公園で小型飛行機が墜落し、2名が死亡した。事故で亡くなったのは、操縦士のヴィトール・マノエウ・ブリットさん(43)と、マラニャン州サンタ・イネス出身の獣医師ブルーナ・エマノエリーさん(23)。
墜落した機体は、水陸両用型のSuper Petrel LSで、2012年に製造された機種。所有者は、マラニョン州の州議会のフランシスコ・ナジブ・ブザール・ジ・オリヴェイラ議員(ブラジル社会党)。国家民間航空機局(Anac)によると、機体は登録上「正常な状態」にあったという。
昨日の夕方、飛行機は行方不明となり、深夜になってレンソイス・マラニャンセスの砂丘地帯にあるラゴア・ダス・ペドラス付近で地元消防隊が機体の残骸と2名の遺体を発見した。
議員はSNS上で事故を悼み、犠牲者の家族、特に操縦士の家族に哀悼の意を表した。
「犠牲者のご家族、とりわけヴィトール・マノエウ・ブリット氏のご家族に、心からのお悔やみを申し上げます。マノエウは、私にとって飛行機運航が与えてくれた大切な友人でした。彼は生命力に満ち、情熱的で、未来に多くの夢を抱いていた若者でした。あまりにも早すぎる彼の旅立ちは、私たちに計り知れない喪失感と、言葉では言い表せない深い悲しみを残しました」
事故の原因は現在調査中である。遺体は同日未明にサン・ルイス市の法医学研究所(IML)に搬送され、現在は家族への引き渡しを待っている。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)