ブラジル国営石油会社、4隻の船舶建造開始を承認
2025年 08月 21日
ブラジル国営石油会社(ペトロブラス)は8月19日(火)、同社の海上船舶インフラ強化の一環として、4隻の船舶建造開始に関する契約を締結した。
この発表は、ラテンアメリカ最大の海事産業展示会「ナヴァウショア 2025」の開幕式にて行われた。同展示会はリオデジャネイロで21日(木)まで開催されている。
(ペトロブラス子会社で輸送部門を扱う)トランスペトロ社のセルジオ・バッシ社長によると、建造作業はリオグランジドスウ州にあるリオグランジ造船所を所有するエコヴィクス社によって開始されるであろうとのこと。仕上げおよび運用準備は、リオ都市圏ニテロイ市にあるマクラーレン造船所が担当する予定。
「これらすべてはブラジルの財であり、この開発は国家による公共政策によってのみ可能です。この種の事業は、社会がこうした政策の重要性を理解する上で極めて重要な役割を果たします」と、港湾空港省のヂーノ・アントゥニス・ヂアス・バチスタ国家水路・航行局長は語った。
また、全国造船・海洋構造物修理産業労働組合(Sinaval)のアリオヴァウド・ホッシャ会長は、海上支援船や船舶・海洋構造物のリサイクルに対する国内需要が高まっていることを強調した。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)