【ブラジル】イボベスパ指数、過去最高値を更新し17万5千ポイント突破
2026年 01月 23日

ドナルド・トランプ米大統領が強硬姿勢を後退させたことで国際的な緊張が和らぎ、金融市場は再び支えられた。ブラジル株式市場は3日連続で過去最高値を更新し、17万5千ポイントの節目を上回った。為替市場では、ドルが11月以来初めて1ドル=5.30レアルを下回って取引を終えた。
B3(ブラジル証券取引所)の代表的株価指数イボベスパは、1月22日(木)に前日比2.2%高の17万5,589ポイントで取引を終了した。取引時間中の高値圏では、正午39分に3.27%高まで上昇し、17万8千ポイントに迫った。
上昇を主導したのは、指数への寄与度が大きい銀行株だった。世界的な資金再配置が新興国市場に向かう流れを反映した動きで、取引高も再び膨んだ。441億レアルに達し、2026年の1日平均である約300億レアルを大きく上回る水準となる。
B3(ブラジル証券取引所)のデータによると、今回の上昇局面では海外投資家の存在感が際立っている。1月20日までの時点で、外国人投資家による株式市場への資金流入は約88億レアルのプラスとなった。22日の取引結果を受け、イボベスパ指数は週間で6.55%、年初来では約9%の上昇となり、週間としては2022年10月以来の上昇率となる見通しだ
<為替>
為替市場でも、この日は強い楽観ムードに包まれた。ドルのスポット相場は22日(木)、1ドル=5.284レアルで取引を終え、前日比0.036レアル(0.67%)の下落となった。午前中はほぼ横ばいで推移したものの、午後に入って下げ幅を拡大し、日中の安値圏で引けた。
米ドルは11月11日以来の安値水準となり、当時は1ドル=5.27レアルを付けていた。2026年に入り、通貨は累計で3.73%下落している。
国際情勢がこの日の金融市場を下支えした。グリーンランドをめぐる交渉の中で、米国のドナルド・トランプ大統領が欧州諸国への関税強化の脅しを後退させたことを受け、世界の株式市場は総じて上昇。ウォール街ではS&P500指数が0.55%上昇した。
※ロイター通信の内容を含む。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




