エンブラエル傘下企業が日本にeVTOL“空飛ぶクルマ”を販売

2026年 02月 6日

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日本のエアーエックス社が契約したEve Air Mobilityの電動垂直離着陸機(写真/Eve Air Mobility/Divulgação)

エンブラエルの子会社で、電動垂直離着陸機(eVTOL)を開発する Eve Air Mobility は、日本の航空輸送企業 AirX(エアーエックス)に対し、同機2機を販売したと発表した。AirX は現在ヘリコプターを用いた空輸サービスを展開している。契約には最大50機まで拡大できるオプションも含まれている。

機体の納入は2029年を予定しており、東京と大阪で観光ルートにおける短距離の空の移動手段として運用される見込みだ。今回の契約は、同社にとってアジア太平洋地域で初めての販売となる。エンブラエルと Eve は、航空業界最大級の展示会の一つであるシンガポール・エアショーに参加している。

「次世代の空の移動手段を日本にもたらすため、Eve Air Mobility と提携できることを大変うれしく思います」と、AirX の創業者兼CEOである手塚究氏は、両社が発表した声明の中で述べた。

手塚CEOによると、この協業は同社の持続可能性とイノベーションへの取り組みを強化し、進化する空のモビリティ市場において AirX を最前線に位置づけるものだという。
発表を受け、Eve Air Mobilityの株価はB3(ブラジル証券取引所)で下落基調を一時的に止めた。2025年7月に1株39レアルで上場したEve Air Mobility株は、4日(水)の取引を19.80レアルで終えた。前日の3日には19.62レアルで取引され、9月17日に記録した最安値と並んでいた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)でも株価は1月22日の4.59ドルをピークに下落が続き、3日の取引では3.65ドルで売買された。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)