裁判所が、エネウ社による9,580万レアルの罰金の異議申し立てを却下

2026年 02月 13日

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相次ぐ停電を受け、国家電力庁はエネウ社に電力供給の不備を理由として罰金を科していた(写真/ Paulo Pinto/Agência Brasil)

ブラジリアの連邦裁判所は、サンパウロ州で電力供給事業を行うコンセッション企業エネウ(Enel)に対し、国家電力庁(Aneel)が科した9,580万レアルの罰金を維持する判断を下した。罰金は、2021年に発生した電力供給の不備を理由に適用されたもの。

この決定は、規制当局であるAneelを代理して訴訟に臨み、処分の維持を主張した連邦総弁護庁(AGU)によって確認された。

制裁を受けた後、エネウは司法に異議を申し立て、処分は過度であり、適正手続きが守られていなかったと主張した。また、供給の不備は気象事象が原因だったとも訴えていた。

本件を審理したへナート・コエーリョ・ボレッリ判事は、罰金適用の手続きに不備はなかったとの判断を示した。決定は火曜日(2月3日)に署名され、11日にAGUによって公表された。

「Aneel合議体(複数の裁判官・委員で構成される審理・判断の集団)の判断は、電力配電サービスの監督に関する客観的な基準に基づいており、適用法令および規制指標に沿って行われたものである。政治的・経済的圧力などの外部要因や、規制機関(Aneel)の制裁機能とは無関係な目的が介在した事実は確認できない」(へナート・コエーリョ・ボレッリ判事)

今回の決定について、AGUのジョルジ・メシアス長官は、同庁が引き続き消費者保護のために行動していくと述べた。

「公共サービスの質は交渉の余地がありません。AGUは今後も消費者の権利を守り、規制基準の順守を厳格に求めていきます」(ジョルジ・メシアス長官)

サンパウロ州で相次いで発生している大規模停電については、AGUの作業部会が分析を進めている。今年1月、ルイス・イナーシオ・ルーラ・ダ・シウヴァ大統領は、相次ぐ停電を受けてエネウ社がどのような対応を取ったのか、同庁が検証するよう指示していた。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)