ボランティアグループ、州を越えてミナス州の豪雨被災者を支援

2026年 02月 28日

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ジュイス・ジ・フォーラ市の被災地でボランティア活動を行うホドリゴ・バザーリア氏(写真/Rovena Rosa/Agência Brasil)

サンパウロ州内陸のピラシカーバ市からミナスジェライス州ゾナ・ダ・マッタ地域ジュイス・デ・フォーラ市まで、500キロ以上を移動して支援に向かったボランティアの一団がいる。現地では2月23日(月)以降、豪雨と土砂崩れが続き、多くの住民が被害を受けている。チームの一部は車で現地へ向かい、別のメンバーは寄付物資の収集や輸送の手配を担っている。

民間消防士のホドリゴ・バザーリア氏は27日(金)の朝に到着し、死者数が最も多い南東部のパルキ・ジャルジン・ブルニエール地区へ直行した。同地区では21人の犠牲者が確認されている。バザーリア氏は、行方不明者の捜索でも、清掃作業でも、必要とされる形で支援する覚悟で現地に入った。

「掘れと言われれば掘りますし、水に入れと言われれば入ります。住民の皆さん、防災当局、消防隊のために、私たちはできる限りの支援をするために来ています」(バザーリア氏)

このグループが結成されたのは、別の災害がきっかけだった。2024年、リオグランジドスウ州の洪水被害の時に彼らは迅速に集まり、現地へ支援に向かった。当時は互いに面識のない者も多かったが、その経験を通じて強い結びつきが生まれたという。

「リオグランジドスウでは、私たちが到着した時点でまだ雨も洪水も続いていました。ここミナスでは、家族の喪失や悲しみに寄り添う場面が多く、より繊細な対応が求められます。私たちもその“集団的な痛み”の一部になってしまうんです」(バザーリア氏)

ジュイス・ジ・フォーラ市の医学生グループも、パルキ・ジャルジン・ブルニエール地区の急坂を登り、住民支援に乗り出した。

きっかけは、メンバーの一人の父親が所属する教会で始まった物資の募金活動だった。食料、衛生用品、清掃キットの寄付が集まり、今週だけで豪雨被害を受けたヴィトリーノ・ブラガ地区に50セットが届けられた。

アントニオ・カルロス大学センター(Unipac)の学生リヴィア・アンドレさんは、これまで訪れたことのなかった地域の現状に衝撃を受けたという。

「誰かの苦しみは、私たち自身の苦しみでもあります。家で何もしないなんてできません。無力感が押し寄せます。まして自分たちの街で起きていることなら、動かないわけにはいきません。被災者は“数字”ではなく、実際に苦しんでいる人たちなんです。清掃でも、炊き出しでも、力仕事でも、必要とされることは何でもやります」(アンドレさん)

ジュイス・ジ・フォーラ市で活動するボランティアの取り組みについては、TV Brasilの「ブラジル・アフタヌーン・レポート」でも報じられている。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)