クルーズ船のブラジル人乗客、ドバイで足止めに

2026年 03月 4日

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アメリカ合衆国とイスラエルによるイランへの攻撃が始まった先週土曜(2月28日)以降、アラブ首長国連邦ドバイでブラジル人のグループが足止めされている。

足止めされているのはMSCクルーズ社が運航する客船「MSC エウリビア」の乗客で、アジェンシア・ブラジルは、同社に対して乗船しているブラジル人の人数を問い合わせているが、回答はまだ得られていない。

このグループはクルーズ旅行に参加しており、本来であれば日曜(3月1日)にブラジルへ向けて帰国便に搭乗する予定だった。しかし、空爆の影響で地域の複数の国が空域を閉鎖し、帰国が不可能となった。

MSCクルーズによると、約5,000人の乗客を乗せた同船は、地域および国際当局の安全指示により「新たな通知があるまで」現地港に停泊したままとなっている。

同社は、地域の空域制限が続く状況を踏まえ、利用可能なルートや選択肢を把握するため、航空会社と連携して状況を監視していると説明した。

MSCはさらに、「各国の大使館や外務省と積極的に連絡を取り、乗船している自国民に関する必要な情報を提供するとともに、進められている帰還計画について把握している」と述べた。

紛争の影響を受け、同社は次回のクルーズを中止した。中止となったのは、3月7日にドバイを出港し、8日にカタールのドーハ、11日にアラブ首長国連邦アブダビを訪れる予定だったMSCエウリビアの航路である。

MSCは声明の中で、「関係当局、各国の外務省、大使館、国際的な安全保障専門家、そしてグループ企業のセキュリティパートナーと緊密に連携し、状況を継続的に監視し、適切な措置を判断している」と強調。

乗客の滞在中に「快適さ、適切な食事、そして旅行者の健康と安全を確保するために必要なすべてのサポート」を継続的に提供していると説明した。

「服用中の薬が残り少なくなっていた乗客については、すでに必要な薬が補充され、治療を継続できるよう対応済みです。また、船内のアクティビティやプログラムは通常どおり実施されており、乗客の快適な滞在に寄与している」とも声明は述べている。

旅行者の一部を担当する旅行会社ストリッキ・ツーリズモも声明を発表し、全員が安全に過ごしており、船内で十分なサポートを受けていると強調した。同社は、外務省および在アラブ首長国連邦ブラジル大使館と直接連絡を取りながら、グループの帰還が可能な限り迅速かつ安全に行われるよう状況を注視しているという。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)