リオ五輪自転車競技場火災で、オリンピック博物館の一部が焼損

2026年 04月 9日

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リオデジャネイロ市(RJ)、4月8日。同日未明、バーハ・ダ・チジュッカにあるオリンピック公園のヴェロードロモで火災が発生した(写真:Corpo de Bombeiros-RJ)

4月8日(水)未明、リオデジャネイロ市西部バーハ・ダ・チジュカのエンバイシャドール・アベラルド・ブエノ大通り沿いにあるオリンピック公園のヴェロードロモで火災が発生した。

火災はすでに制御されているものの、一部に残り火があり、消火活動は続いている。リオ州軍属消防隊によると、負傷者の報告はない。現場にあるリオ・オリンピック博物館は、ほぼ無傷で残された。

消火活動には6つの消防部隊から約60人の消防士が出動し、20台以上の車両と専門チームが投入されている。リオ市当局は、周辺道路に通行規制は発生していないと説明した。

昨年8月から、ヴェロードロモの上階には2016年リオ五輪の記憶を伝えるレガシー施設として「リオ・オリンピック博物館」が設置されている。同館は約1,700平方メートルの近代的な空間で、来館者に没入型の体験を提供する。館内には13のテーマエリアに分けられた約1,000点の展示物が収蔵されている。

リオ州民防局のタルシゾ・サレス局長によると、最優先は火災が複合施設内の他の区域へ延焼するのを防ぐことで、その結果、博物館と建物内部の保全に成功したという。炎が及んだのは構造物の屋根部分のみで、出火原因は今後調査される。

エドゥアルド・カヴァリエリ市長は、リオ・オリンピック博物館の一部が被害を受けたものの修復されると説明した。

「収蔵品は無事で、完全に保全されています。さらに、博物館のすべての展示物と設備には保険がかけられています。市の技術者が損傷状況を確認していますが、ヴェロードロモの構造は保たれており、走路も無傷です」(カヴァリエリ市長)

ヴェロードロモは博物館に加え、現在も稼働する施設で、市民向けに無料のスポーツ・文化活動を継続的に提供している。市によると、同施設では毎月約2,000人が活動に参加しており、全体では6歳以上の約4,280人が、バレーボール、バスケットボール、体操、サイクリング、柔術、柔道、ビーチテニス、ハンドボールなど33種目のスポーツ・レジャー活動に取り組んでいる。

またヴェロードロモは、自転車、フェンシング、重量挙げのブラジル競技連盟やリオ州体操連盟など、競技団体との協定を結んでおり、各競技の代表選手がトレーニング施設として利用できるようになっている。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)