ドルヴァウ・ジュニオール監督復帰初戦、サンパウロはミジョナリオスと引き分け

2026年 05月 21日

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コパ・スダメリカーナでミジョナリオスと1–1で引き分けたサンパウロ(19日、サンパウロ)。(写真:Rubens Chiri/Perspectiva)

サンパウロは火曜日、本拠地モルンビス(旧モルンビー)で行われたコパ・スダメリカーナのグループステージ第5節で、ミジョナリオス(コロンビア)と1−1で引き分けた。「グローボ・エスポルチ」、「エスタダォン」、「UOL」など(すべて5月19日付)が伝えている。

サンパウロはこれまでとは異なるリズムを見せ、一定の主導権を握る時間帯もあった。先制したものの、その後は逆転されかねない展開が続き、終盤には相手がPKを外したことで、なんとか1−1のドローに持ち込んだ形となった。

「グローボ・エスポルチ」は、これまでチームを悩ませてきた問題点が再び露呈した試合だったと評している。サンパウロへの3度目の就任となったドリヴァウ・ジュニオールは、前任のホジェール・マシャードが採用していた4−2−4の布陣を継続し、サビーノに代えてドリアを起用した。しかし、ミジョナリオスにヒヤリとさせられた場面は、そのドリアの足元から生まれた。失点につながった自陣での不用意なロストに加え、カストロを倒してPKを与えるなど、守備の中心が安定を欠き、チームの弱点となってしまった。

この結果、サンパウロは依然としてグループCの首位を保っているものの、勝点は8で、ミジョナリオスとオヒギンスにわずか1ポイント差まで迫られている。オヒギンスはまだ今節の試合を残しており、水曜に行われる対ボストン・リーベル戦を制すれば首位に立つ可能性もある。

前半の大半は、ほぼサンパウロだけが試合を支配した。立ち上がりからホームチームはミジョナリオスを自陣に押し込み、圧力をかけ続けたものの、エリア付近での精度を欠き、決定的な形をつくるには至らなかった。

先制点は、相手GKディエゴ・ノボアの痛恨のミスによって生まれた。背番号10のルシアーノがエリア手前から放ったシュートはゴール中央に飛んだが、ノボアがキャッチし損ね、そのままゴールに転がり込んだ。

守備陣が最初にヒヤリとしたのは20分。ミジョナリオスの何気ないクロスをアラン・フランコが中途半端にクリアし、こぼれ球をレオナルド・カストロが狙ったが、シュートは枠外に外れた。

一方、エンツォ・ディアスは精彩を欠き、ミスが目立ち、攻撃にも絡めなかった。その左サイドをミジョナリオスは重点的に攻め、チャンスをつくる場面もあったが、フィニッシュの精度を欠いた。それでも、序盤のような一方的な展開ではなくなり、コロンビア側が徐々に試合に入り込んでいった。

前半終了間際、ミジョナリオスにこの日最大のチャンスが訪れた。右サイドからのクロスにダビ・シウバがスライディングで合わせるも、GKハファエウが好セーブで弾き出した。こぼれ球をビベロスが押し込もうとしたが、足を滑らせてしまった。

後半に入ってからは両チームとも決定機をつくれず、膠着状態が続いた。ミジョナリオスはリスクを抑え、守備的に試合を運んでいるように見え、サンパウロは相手ゴールに近づくことすら難しくなっていった。

そして、サンパウロの先制点が相手のミスから生まれたのと同じように、同点弾もまたトリコロール側のミスからだった。ドリアがフルミネンシ戦に続いて不用意なボールロストを犯し、そこからウルタードが持ち上がってシュート。アラン・フランコに当たってコースが変わり、ハファエウにはどうすることもできず、これで試合は振り出しに戻った。

ドリアのミスはそれだけでは終わらなかった。わずか5分後、再び守備が崩れた左サイドをアレックス・カストロがスピードに乗って突破し、エリア内に侵入。対応したドリアが倒してしまい、PKの判定へ。アディショナルタイム直前のキックで、パブロ・コントレラスのシュートは大きく枠を外れ、サンパウロは辛くも難を逃れ、モルンビスのスタンドは大歓声に包まれた。

センターバックの不調にとどまらず、チームはこれまで同様にサイド攻撃に固執し続け、時間が経つにつれて攻撃が読みやすくなるという悪循環に陥っていたサンパウロ。ドリヴァウはフェヘリーニャに代えてウエンデルをウイングとして投入していたが、この変更も効果は薄く、チームはチャンス創出に苦しみ続けた。

サンパウロは大会を戦いながら再びチームの立て直しを迫られている。今回は、4月から続く未勝利の流れを断ち切るという重い課題も背負っている。次のチャンスは土曜日、ブラジレイラォンのボタフォーゴ戦(モルンビス、ブラジリア時間17時)だ。その後、ボストン・リーベル戦を経て、W杯による中断前の最後の試合は、30日のヘモ戦となる。

(文/麻生雅人)