ザニン判事、ヴォルカーロ携帯電話の全データへのアクセス要求を再度表明

2026年 09月 13日

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携帯電話の通話内容に、連邦裁判所判事全員がアクセスできるよう、再度要請を行ったクリスチアーノ・ザニン判事(写真:Carlos Moura/SCO/STF)

【ブラジリア 9月11日】 ブラジル連邦最高裁判所(STF)のクリスチアーノ・ザニン判事は、旧マステール銀行をめぐる汚職および巨額金融詐欺を調査する「コンプライアンス・ゼロ作戦」の第1段階で押収された銀行家ダニエウ・ヴォルカーロの携帯電話から抽出された全データを収めた記録媒体について、裁判所の全判事が閲覧できるよう改めて正式に要請した。

対象となる記録媒体は、9月15日に審理予定の手続き番号15.556に関連するもので、ザニン判事はこの要請をエジソン・ファキン連邦最高裁判所長官宛てに送付した。

この要請は、同事件の担当判事であるアンドレ・メンドンサ判事が「携帯電話本体は自身の執務室には存在しない」と表明したことを受けて行われたもの。メンドンサ判事は、警察当局から封印された状態の封筒に入った抽出データのバックアップコピーを受け取ったことは認めている。

ザニン判事は文書の中で、データを収めた記録媒体は担当判事の執務室が保管しているとされており、合議体の公平な審理のためには全判事に共有されるべきだと主張した。また、警察が封印された状態で証拠を提出したとしても、それが「コピー」である以上、封印を解除しても証拠物の保全とは別問題であり、共有の必要性は損なわれない点も指摘した。

さらにザニン判事は、合議体による審理では、担当判事がどのように分析したかにかかわらず、提出された資料の全体を全判事が閲覧できることが原則であると強調した。

加えて、ヴォルカーロの弁護側はすでに連邦警察から直接、同データのコピーを受け取っており、資料への完全なアクセス権を有していると説明。「裁判所の構成員に資料が提供されないままであれば、明白な不整合が生じ、審理に重大な支障をきたす」とザニン判事は文書で述べている。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)