クリスマス時期の名物、サンパウロの商店街は大賑わい

2016年 12月 24日

サンパウロ 3月25日通り

数百件の商店や屋台、露天などがひしめき合うサンパウロのの問屋街、3月25日通りでは、雑貨、家電、玩具、洋服、文房具、家庭用品、果てはカーニバル関連用品までが揃う。

毎年、クリスマス(ブラジルではナタウ)前の買い物客でにぎわうことでもおなじみのこの一帯に、今年もクリスマスの準備のための買い物客が押し寄せている様子をグローボ系列の現地メディア「G1」が伝えている。

クリスマス前の最後の週末だった12月17日(土)にも何千人もの買い物客が押し寄せ、まるで“蟻塚”のようだったという。多くの人が予算内に収まる贈り物を求め、より安価なプレゼントを買い求めた。

また、この日、混雑したのは3月25日通りだけではなくブラス地区の商店街でも各店は夕方17時まで店を開けて買い物客に対応した。ラパ地区の10月12日通りの商店街では路上には多くの人が見られたが、店から買い物した商品を持って出てくる人の姿は多くはなかったという。

「G1」は、不況から抜け出せずにいる中、買い物客たちはより安価なプレゼントを求めていると報じている。

(文/麻生雅人、写真/Paulo Pinto/Fotos Públicas)
写真は、12月23日の3月25日通りの様子。クリスマスイブ前日のこの日も同界隈には人々が押し寄せた