グラナードがヒゲ男子向けの新ライン「バルベアリーア」を展開

リオの老舗コスメブランド、グラナードが男性向けに今年（2017年）から新しいラインを売り出している。今年のブラジルの父の日、8月13日に向けて各店舗には新ラインのトレードマークであるひげマークがディスプレイされている。

売り出し中の新ラインは「バルベアリーア」。シェービング用のクリームやせっけん、アフターシェーブローション、ひげにもつかえるシャンプー、スキンケアジェル、シェービングブラシなどが並ぶ。

グラナードがシェービングクリーム、せっけん、アフターシェーブローションを男性向けに発売したのは2007年のこと。今年になって4つのアイテムを追加して、改めて「バルベアリーア」ラインとしてプロモーションを強化している背景には、2015年ごろからサンパウロ市をはじめ都市部で男性の間で盛り上がっているレトロ風バルベアリーア（バーバー）でおしゃれに髪とヒゲを整えるブームが関係していると思われる。

グラナードは今年に入りブラジリアのショッッピングセンター・イグアテミ店やリオデジャネイロの旧市街区店などいくつかの店舗では、内装をバルベアリーアのディスプレイにした新ラインお披露目イベントも行ったほか、リオの人気クラフトビール・ブランド「トロピカ」とのコラボレーションで限定生産した、バルベアリーア・オリジナル・クラフトビールと同ライン製品との限定キットなどを発売している。

天然成分を豊富に使っているのもグラナードの特徴。植物性油脂の成分が多い同ラインは、肌への吸収が早いとのこと。

（写真・文／麻生雅人）