フラメンゴ、インターコンチネンタル杯と2029年クラブW杯の出場権を獲得

2025年 12月 1日

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11月29日、ペルー、リマ、エスタディオ・モヌメンタル。フラメンゴがパルメイラスを1–0で下し、コパ・リベルタドーレス決勝を制した(写真/Gilvan de Souza/Flamengo)

南米最高峰の大会であるリベルタドーリスを制し、ブラジル勢最多となる4度目の優勝を果たしたフラメンゴは、11月29日(土)の戴冠によってさらに二つの大会への出場権を手にした。国際サッカー連盟(FIFA)が主催する今年のインターコンチネンタル杯と、2029年クラブワールドカップである。

インターコンチネンタル杯は、かつてのクラブW杯の開催枠を引き継ぐ形で組まれている。旧フォーマットでは7クラブ(6大陸王者と開催国代表)が参加し、南米と欧州の代表は準決勝から登場していた。昨年からは各大陸の代表1クラブずつ、計6チームによる方式に変更されている。

今年の大会は9月に開催された。

アフリカ王者ピラミッズ(エジプト)とオセアニア王者オークランド・シティ(ニュージーランド)が対戦し、ピラミッズが3–0で勝利。

これにより、同クラブはアジア代表アル・アハリ(サウジアラビア)との「アフリカ・アジア・オセアニア杯」への出場権を獲得。ピラミッズはここでも勝利を収め、3–1でトロフィーを掲げてチャレンジャー杯への出場権を確保した。

チャレンジャー杯では、ドーハで開催される「デルビ・ダス・アメリカス(南米王者と北中米王者の対戦)」で対戦するフラメンゴとメキシコのクルス・アスルの勝者とぶつかることになる。この試合もタイトルを懸けた一戦だ。

対戦は12月10日、ブラジル時間14時に行われる。ただし、ブラジル全国選手権の最終節が12月7日に予定されているため、カタールでの試合のわずか3日前にあたる。

勝者は12月13日、同じ場所・同じ時間でピラミッズと対戦。その「チャレンジャー杯」を制したチームが、最後にインターコンチネンタル杯決勝でフランスのパリ・サンジェルマン(直近の欧州チャンピオンズリーグ王者)とぶつかる。決勝もドーハで、12月17日に開催される。

2024年にはボタフォーゴがブラジルおよび南米代表としてインターコンチネンタルに出場したが、「デルビ・ダス・アメリカス(南米王者と北中米王者の対戦)」でメキシコのパチューカに0–3で敗戦。最終的にタイトルはスペインのレアル・マドリードが獲得し、決勝でパチューカを3–0で下した。

一方、2029年のクラブワールドカップは、まだ開催地が決まっていない。南米には6枠が割り当てられており、そのうち4枠は2025〜2028年のリベルタドーレス王者に与えられる。つまり、フラメンゴはすでに出場権を確保していることになる。

フーブロ・ネグロ(赤黒軍団)ことフラメンゴは今年、アメリカ合衆国で行われた大会に出場し、ラウンド16でドイツのバイエルン・ミュンヘンに敗れている。すでに出場が決まっているのは、アル・アハリ、クルス・アスル、ピラミッズ、そしてパリ・サンジェルマンだ。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)