サンパウロ市内で514件の倒木の通報。停電の影響で水道供給にも支障

2025年 12月 11日

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12月10日、サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ地区パウラ・ネイ通り。倒木が自動車の上に落下した(
写真/Paulo Pinto/Agência Brasil)

サンパウロ州民防当局によると、12月10日(水)午後7時までに州都サンパウロ市で倒木に関する通報が514件寄せられ、4人が軽傷を負った。

北部カショエリーニャ地区のイナジャール・ジ・ソウザ大通りでは、木がバイクを直撃し、19歳の男性が軽傷を負い消防隊に救助された。

同日、市内は非常に強い突風に見舞われた。北部サンターナ地区の市立学校では、校内で枝に当たり40歳の女性職員が軽傷を負った。西部ラパ地区では車両が倒木に直撃し、乗員2人のうち1人が頭痛を訴え救急搬送され、もう1人は治療を拒否した。中心部ヘプブリカ地区では高齢女性が倒木で脚部を負傷し、消防隊に救助された。

民防当局による、州内で最も強い風はサンパウロ市ラパ地区で観測され、時速98キロに達した。次いでベルチオガで91.1キロ、サントスで87キロが記録された。

サンパウロ州上下水道公社(SABESP)によると、停電の影響で市内および大都市圏の一部地域で断水が発生した。電力が途絶すると家庭への送水ができなくなるためだという。

市内ではアメリカノーポリス、モルンビー、パレリェイロス、パルキ・ド・カルモ、サコマン、トゥクルヴィ、ヴィラ・クラーラ、ヴィラ・フォルモーザ、ヴィラ・マリアーナ、ヴィラ・ロマーナの各地区が影響を受けた。

大サンパウロ圏では、エンブー・ダス・アルチス、イタペセリカ・ダ・セーハ、マウアー、サントアンドレー、サンタ・イザベウ、タボアン・ダ・セーハの各市が全面的に断水した。さらにコチア(アタライア地区)、オザスコ(ムチンガ地区とヴィラ・イラセマ地区)、サンベルナルド・ド・カンポ(バエタ・ネーヴェス地区)でも影響が出た。

サンパウロ州上下水道公社(SABESP)は声明で「一部地域では電力が復旧したが、水道供給は段階的に回復している。送水が再開されると水は管を通じて各家庭や建物の貯水槽に届くため、復旧は徐々に進む」と説明した。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)