ボウソナーロ前大統領、17日に医学検査へ
2025年 12月 16日

ブラジル連邦警察(PF)は、最高裁判所(STF)のアレシャンドリ・ジ・モラエス判事の指示を受け、ジャイール・ボウソナーロ前大統領に対する意思による専門検査を12月17日(水)に実施すると発表した。
診断はブラジリアの国立犯罪学研究所(ブラジル連邦警察の科捜研にあたる機関)において、連邦警察所属の専門医によって行われる。モラエス判事は、この検査結果を踏まえ、ボウソナーロ氏が収監先を一時的に離れ、主治医らが推奨する外科手術を受けることを認めるかどうかを決定する。
同判事は併せて、ボウソナーロ氏が12月14日(日)に受けた超音波検査の結果を鑑定医に送付するよう命じた。この検査は携帯型機器を用いて行われ、鼠径ヘルニアの診断が確認されている。
ボウソナーロ氏は現在、ブラジリアの連邦警察本部内の収監施設に拘置されており、クーデター計画事件に関する刑事訴訟で有罪判決を受け、27年3か月の刑期を執行中である。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




