2月2日は海の女神イエマンジャーの祭り
2026年 02月 3日

午前6時前、バイーア州サウヴァドール市のリオ・ヴェルメーリョ海岸は、大勢の人々と、捧げものの花に埋め尽くされていた。すべてはイエマンジャーを崇め、祈りを捧げるために集まったものだ。
海を司る女神であるイエマンジャーは、ブラジル各地で毎年2月2日に祝われている。2020年以降、この祭りはバイーア州都の文化遺産として認定されている。
アフリカ系の原始宗教カンドンブレーにおけるオリシャ神の一柱であるイエマンジャーは、漁師や船乗りの守護神とされている。弁護士のパトリシア・バホスさんは、毎年マラニョン州サンルイス市からサウヴァドール市を訪れ、この日を祝う。
「彼女は私の人生を支える存在、私を生かしている力そのものです。すべてのオリシャの母であり、すべての魂の母です。私はカンドンブレーの信徒であり、彼女の崇拝者です」(パトリシア・バホスさん)
サウヴァドール市のイエマンジャー祭は104年の歴史を持ち、世界中から人々を受け入れ、その願い受け止めている。
イタリアから訪れた司祭マリアナ・ドス・サントスさんは、自身と遠く離れた友人たちのために供物と願いを携えてきた。
「自分のため、友人や家族のために感謝と祈りを捧げに来ました。大切なクライアントの中にも、私が“オリシャ神と共に生きるバイーアの女性
”であることを知っている人が多く、皆が『花を一輪持っていってほしい』と頼んできたんです」(マリアナ司祭)
この日は漁師たちにとっても特別な日であり、彼らは守護と豊漁への感謝を捧げる。
「ここにはイエマンジャーを深く信仰する漁師がたくさんいます。本当に強い信仰心を持っています。彼らの信心、そしてこの祭りに訪れる他の信者たちの姿には、いつも感銘を受けます」と漁師のニリーニョ・ガヒードさんは語った。
バイーア州のジェロニモ・ホドリゲス知事も祭りに参加し、この日の伝統の重要性を強調した。
「これは文化的な大きな存在感を持つ行事です。漁師たちが海へ、イエマンジャーのもとへ向かい、漁や産物に恵まれるように願いを捧げるのです」(ホドリゲス知事)
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




