ネイマール、W杯前最後の代表発表前日に無得点

2026年 03月 16日

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写真は2025年2月12日、ブラジル復帰後、パウリスタ選手権のコリンチャンス対サントス戦に出場したネイマール(写真/Paulo Pinto/Agência Brasil)

FWネイマールは、日曜日(3月15日)の試合で再び注目を集めた。サンパウロ州サントスのヴィラ・ベルミロで行われたコリンチャンスとのクラシコは、ブラジル代表監督カルロ・アンチェロッティに対し、自身が翌16日(月)発表の招集メンバーに値することを示す最後の機会だった。

今回の招集は、ワールドカップ本大会に向けた最終リスト前の最後の発表となる。ブラジル代表は今月26日と31日に、それぞれフランス、クロアチアとの親善試合を控えている。

しかし背番号10のネイマールは、ブラジル全国選手権第6節のこの試合で、チームが1対1の引き分けに終わった中、目立った活躍を見せることはできなかった。

サントスの同点ゴールの場面には“意図せず”関与したものの、主役とは言い難い内容だった。先制点はコリンチャンスのメンフィス・デパイが決めている。

前半21分、DFガブリエウ・パウリスタが中央で出したパスがネイマールのすねに当たり、そのこぼれ球を拾ったFWガブリエウ・バルボーザがエリアへ向かって突破し、GKウーゴ・ソウザとの1対1を制してゴールを決めた。

ネイマールにとって最大の決定機は後半36分、MFベンジャミン(ベンハミン)・ロールハイザーが中盤から送ったクロスに対し、エリア内で放ったヘディングだった。だがシュートはコリンチャンスの左ポスト脇をわずかに外れ、ネットを揺らすことはできなかった。

統計専門サイト「Sofascore」によると、ネイマールのパス成功率は70%で、キャリア平均を下回る数字となった。参考までに、2025年の同指標の平均は80.5%だった。今回のパフォーマンスに対する採点は10点満点中6.6点で、今季10試合の中で最も低い評価となった。

ネイマールが前回プレーしたのは2週間前。前節のミラソウ戦(10日、マイアン)での出場が期待されていた。

アンチェロッティ監督も、親善試合に向けた予備リストにネイマールを入れていたことから、直接視察するためにサンパウロ州内陸部まで足を運んでいた。しかしサントス側は、負傷が続いていることを理由に「コンディション調整」の必要性を挙げ、起用を見送った。

ヴィラ・ベルミーロでの引き分けは、どちらのチームにとっても望ましい結果ではなかった。サントスは勝ち点6でブラジレイラォンの下位にとどまり、コリンチャンスは勝ち点8で上位圏内にはいるものの、今季5試合連続未勝利が続いている。後半終盤には、42分にDFルアン・ペレスが退場し、46分にはSBヴィニシウス・リラが負傷して退いたことで、サントスは2人少ない状況となったが、コリンチャンスは数的優位を生かせなかった。

<ヴェルダォンとフルミネンシが上昇、インテルは失速>

バイシャーダ・サンチスタでのクラシコに加え、この日曜の午後から夕方にかけては、さらに4試合が行われた。首位争いでは、パウメイラスとフルミネンシが存在感を示し、サンパウロが今節開始時点で持っていた勝ち点13に並んだ。

ヴェルダォン(パウメイラスの愛称)はサンパウロのアリアンツ・パルキでミラソウを迎え、1対0で勝利。決勝点を挙げたのはフォワードのフラコ・ロペスだった。ミラソウは同点を目指して圧力をかけ、何度か好機をつくったものの、最後まで得点には至らなかった。今季ブラジレイラォンで初黒星となったリアォン・カイピーラ(ミラソウの愛称)は勝ち点6のまま、中位にとどまっている。

トリコロール・カリオカ(フルミネンシの愛称)は、マラカナンでのアトレチコ・パラナエンシ戦を3対2で制した。この試合はラジオ・ナシオナウが生中継した。勝利を決めたのは後半アディショナルタイムにゴールを決めたDFギリェルミ・アラーナ。フラカォン(アトレチコ・パラナエンシの愛称)はMFブルーノ・ザペリが退場した後でも2対2に追いついたが、終盤の圧力に耐えきれなかった。パラナ州のチーム(アトレチコ・パラナエンシ)は勝ち点7で順位表の中位に位置している。

もう一つの“トリコロール”であるバイーアも上位に食い込み、ポルト・アレグリのベイラ=リオ(エスタジオ・ジョゼー・ピニェイロ・ボルダ)でインテルを1対0で下し、勝ち点11とした。得点を挙げたのはFWウィリアン・ジョゼー。バイーアはリベルタドーレス本戦出場権が与えられる上位4チーム、いわゆるG4に入っている。一方、コロラード(インテルナシオナウ)は勝ち点2にとどまり、下位4チームが並ぶ降格圏Z4に沈んでいる。

G4に接近したのはコリチーバだ。エスタジオ・コウト・ペレイラでクルビ・ド・ヘモを1対0で下し、得点はFWペドロ・ホッシャが決めた。昨季セリエB王者のコリチーバは勝ち点10に伸ばした。32年ぶりにブラジレイラォン1部に復帰したレオン・アズウ(クルビ・ド・ヘモの愛称)は勝ち点3のままZ4にとどまっている。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)