リオで墜落したヘリコプターに米国の歌手オリバー・ツリーが搭乗か
2026年 06月 16日
ブラジル国家民間航空庁(Anac)は、6月14日(日)に衝突したヘリコプターのうち1機が、不法な航空輸送を行っていた可能性について調査していると明らかにした。
声明によると、同庁は 2025年に同機に関する通報を受けていたという。
「PP-MAC 機については、2025年に不法航空輸送の通報を受け、調査手続きが開始された。その過程で、Anacへの情報提供を拒否したことによる処分も行われ、さらに調査継続のため、同機は監視対象リストに加えられ、現地での監視が行われていた」と説明した。
2025年と2026年の間に、Anacはリオデジャネイロ市内の9つの飛行場で 43機の航空機と47人の乗員を検査したが、PP-MAC 機は確認されなかった。
2機のヘリコプターは14日(日)午前、リオデジャネイロ西部へクレイオ・ドス・バンデイランチス地区のアヴェニーダ・ダス・アメリカス付近で衝突・墜落し、搭乗していた6人全員が死亡した。
リオ州消防局は 8時59分に出動要請を受けた。消防によると、ヘリコプターは電気自動車販売店の駐車場に墜落し、少なくとも20台の車両が炎上する火災が発生した。
現在、リオ州文民警察が、この航空機同士の衝突事故について捜査を進めている。鑑識作業はすでに実施されており、捜査官らは、航空司令部に属する航空事故調査予防センター(Cenipa)による鑑定結果を待っている。
これまでに身元が確認されたのは以下の5名。
ルーカス・ブリト・シャーヴィス(ブラジル人音楽プロデューサー)
アレシャンドリ・ソウザ(ブラジル人パイロット)
ガスパル・プリム(Gaspi、アルゼンチン人インフルエンサー)
ルーカス・ヴィニャーレ(アルゼンチン人でミュージックビデオ監督)
シャルレス・マルシラック(ブラジル人パイロットで、事故当時は単独で操縦していた)
加えて米国人歌手・音楽プロデューサーのオリバー・ツリー・ニッケル(32) が6人目の搭乗者と目されているが、正式な身元確認はまだ行われていない。
“ハイパーポップの王”の異名を持つオリバー・ツリーは、歌手、作曲家、ラッパー、音楽プロデューサー、コメディアン、映画監督として活動し、ブラジルでの仕事のため滞在していた。SNS では数百万のフォロワーを抱え、2021年の「Life Goes ON」、2022年の「Miss You」などのヒット曲で知られている。
法医学研究所(IML)の鑑識官らは、米国人歌手の身元確認のための検体採取をすでに行っている。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




