
「ブラジル映画祭+」(2026年1月9日~2月15日)で劇場、およびオンラインで日本初公開される「ファヴェーラはファッション」より、モデルのカミーラ・ヘイス(画像/© 2019 ESPIRAL/OSMOSEFILMES)
ドキュメンタリー映画『ファヴェーラはファッション』は、リオデジャネイロ市北部ジャカレージーニョのファヴェーラに拠点を置くファッション・エージェンシー「ジャカレー・モーダ」が、ブラジルのファッション業界の既存の美的基準の“外側”にある“身体”を武器に、ファッション市場に参入する挑戦の軌跡を捉えた作品である。
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ブラジル連邦公設弁護局(DPU)は、サンタカタリーナ州の人種別入学枠割当制度廃止を批判した(写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
ブラジル連邦公設弁護局(DPU)は、サンタカタリーナ州議会(Alesc)が先週、人種別入学枠割当制度を州立大学で禁止する法案を可決したことに対し、公に批判を表明した。
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黒人運動、社会的不平等、都市周縁部の生活、警察暴力などをテーマにした作品を多数発表したブラジルの写真家ジェズース・カルロスの作品(写真/© Jesus Carlos/Imagens)
リオデジャネイロ市の国立歴史博物館は、昨年12月から改修工事を行っていたが、来週木曜日(11月13日)に部分的に再開し、展覧会 「奴隷制を超えた視座──世界における黒人の自由の構築)」 を開催する。キュレーションは、アメリカ合衆国、南アフリカ、セネガル、イングランド、ベルギーの博物館と共同で行われている。
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リオデジャネイロ市の港湾エリア、ペドラ・ド・サウにあるジョアン・ダ・バイアーナ広場。サンバの発祥に付加買う関係している伝統的な本拠地であり、かつて奴隷として連れてこられたアフリカ系の人々が暮らし、文化を築いた場所でもある(写真/Tomaz Silva/Agência Brasil)
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リオデジャネイロ州立大学に展示されているマリエル・フランコのオブジェは、現代アーティストのパウロ・ナザレーによって2021年の第34回サンパウロ・ビエンナーレのために制作された作品。黒人の人物像を大型サイズで制作した作品群のひとつ(写真/Tânia Rêgo/Agência Brasil)
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ブラジルへ移民するベネズエラの家族(写真/Divulgacao Acnur)
ブラジル地理統計院(IBGE)が今週金曜日(27日)に発表した国勢調査のデータによると、2022年には約100万人の外国人または帰化ブラジル人がブラジルに居住していた。このうち79万3千人が外国人で、21万6,300人がブラジルに帰化した他国の出身者だった。
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黒人意識の日に英雄ズンビ像の前に集うアフリカ系若者たち(写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
ブラジルでは、ウンバンダやカンドンブレーといったアフロブラジル宗教の信者数が急増し、10年間で3倍以上に増加した。これは、ブラジル地理統計院(IBGE)がリオデジャネイロで今週金曜日(6日6日)に発表した2022年国勢調査によるもの。
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5月28日、リオデジャネイロ市。第3回アフロディアスポラ国際研究会議で講演を行った作家ネイ・ロペス(写真/Tomaz Silva//Agência Brasil)
会場に最初に入場したのは、白い衣装に身を包んだ黒人男性たちだった。年配の人から若者まで、皆、ケピ(フランスの軍帽)のような白い帽子のようなもので頭部を覆っていた。
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