大越健介 激動の世界を行く「リオ五輪間近!ブラジルの光と影」
2016年 01月 24日「大会は無事に開催できるのか?」。「現地の人々の五輪への思いは?」…。
1月31日(日)、NHK BS1で、南米初のオリンピック・パラリンピックを控えるブラジル、リオデジャネイロをレポートした番組が放送される。
取材、レポートを務めるのは元「ニュースウオッチ9」キャスターの大越健介。
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1月31日(日)、NHK BS1で、南米初のオリンピック・パラリンピックを控えるブラジル、リオデジャネイロをレポートした番組が放送される。
取材、レポートを務めるのは元「ニュースウオッチ9」キャスターの大越健介。
続きを読む今から9年前の2007年、巨大深海海底油田がリオの沖合で発見され、ルーラ前大統領が「神はブラジル人だった」と得意満面で語っていた。
その2年後、ブラジル経済は絶好調だった。そのピークが2016年オリンピック・パラリンピック開催地決定の瞬間で、ルーラ氏は「今日は神に捧げる日だ」と号泣した。
続きを読む日本の年明けから約11時間後、ブラジルはリオデジャネイロ市でも、2016年が無事に迎えられ、恒例の海岸でのカウントダウンイベントが各地で行われた。
現地メディア「G1」によれば、コパカバーナをはじめとするリオ市のゾーナ・スウ(南部)には約200万人が集まったという。
続きを読むリオデジャネイロ市には市内のいたるところに山があるので、直接の交通が阻まれている。
たとえばボタフォゴ(ボタフォーゴ)地区からコパカバナ地区へは、今でもシケイラ・カンポス大通りに出る旧トンネルかプリンセザ・イザベル(プリンセーザ・イサベウ)大通りに出る新トンネルのどちらかを通る以外に行きようがない。
続きを読む2016年リオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックのメイン会場が設置される市の西部地域バハ(バーハ)・ダ・チジュカ地区(以下、バハ、バーハ)の統合が進むことにも期待したい。
近年、居住地がすでに満杯状態のゾナ・スル(スウ)(市の南部地域)からバハ(バーハ)のより広い住環境に移住する動きが進んだが、事業所があまり立地していないバハ(バーハ)は生活するだけの街として発展し、バス以外の公共交通機関がなかったこともあって、住民は長距離の車通勤を余儀なくされてきた。
続きを読む2016年に開催されるオリンピック・パラリンピックのリオデジャネイロ大会に向けて、現地では急ピッチで会場および関連施設の整備が進められている。
アスリートたちがどんなに素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるのか、特に日本人選手の活躍が楽しみであるが、ここではそのことはさておいて、オリンピックの遺産(レガシー)がリオデジャネイロ市をどのように変えていくのか、都市交通システムの影響を中心に紹介してみたい。
続きを読むブラジルの各都市が疲弊している。
12月24日づけのブラジルの有力紙「エスタード・デ(ジ)・サンパウロ」で、16年オリンピック・パラリンピックが開催されるリオデジャネイロ州のペゾン(ペザォン)知事が、リオ州の金庫にはもうお金がないと述べている。
続きを読む12月17日(木)、ブラジル、リオデジャネイロ市港湾地区のマウアー広場に「明日の博物館」がオープンした。
公開された博物館の施設の写真を紹介しよう(次ページへつづく)。
(写真/Tomaz Silva/Agência Brasil)
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