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ブラジルのインフラと日本の食卓の相関関係は? (1)

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7月26日付け日本経済新聞に掲載された日本の5月の貿易統計によると、飼料用トウモロコシの輸入先国の第1位がブラジルで全体の38.1%であったと報じられていた。

トウモロコシといえばアメリカで、南米ならばアルゼンチンというイメージだったので、ブラジルが1位というのは意外だった。調べてみると、08年には年間わずか6トンであったブラジルからのトウモロコシの輸入が12年には1837トンと、わずか4年で約300倍になっている。さらに13年は、1-5月の5カ月間ですでに2138トンと昨年を上回っている。

食用も含めたすべてのトウモロコシに関しても、12年はアメリカが1万1124トンで、ブラジルの約6倍であったが、直近5カ月間だけを比べると、アメリカ2517トンに対して、ブラジル2755トンと見事1位であった。ただ、アメリカは秋に収穫の山場を迎えるので、年間で考えればアメリカの地位はまだ揺るがないが、今のペースで行けば、年間を通じてもトップになるのは時間の問題だろう。

しかし、それを阻む要素があるとしたら、日本経済新聞でも指摘されている物流インフラの問題である。「生産量の統計は増えているのに、実際の供給は増えない」、「豊作でも価格が下がらなかった」というコメントがすべてを物語っている。

豊作で生産・収穫コストも安いにも関わらず、ブラジル産の供給が増えない理由は、道路が悪く、かつ渋滞がひどく、すでにキャパシティを超えている各港湾からは効率的に積み出せないために、結局出荷するまでに多くの穀物が廃棄処分となってしまっている。

また、人件費がどんどんと上がっているブラジルにおいて、輸送時間の長さはすなわちコストの上昇を意味し、輸出価格の高止まりの原因にもなっている。(2)へつづく

(文/輿石信男/クォンタム、記事提供/モーニングスター、写真/Elza Fiuza/ABr)

■記事提供
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