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ワールドカップ抽選会のゲスト、白人スターへの交代に物議

ラード・ア・ラード

12月6日(金)、バイーア州のCosta do Sauípe サウイッピ海岸で行われる予定の、2014年ブラジル・ワールドカップの1次リーグ組み合わせ抽選会。

世界中にテレビ中継されるこのイベントには様々なゲストが出演するが、予定されていたアフリカ系を含むブラジル人俳優2名の出演がキャンセルされ、白人セレブに入れ替わったという。これを受けてソーシャルメディア上で物議がかもされていると、11月30日付け「BBS News」(電子版)が伝えている。

この事実に対してFIFA は「今回のゲストの変更は人種差別とは何の関係もない」と語っているという。出演が予定されていたのは人気俳優のLázaro Ramos ラーザロ・ハモスとCamila Pitanga カミーラ・ピタンガ。

ラーザロ・ハモスはバイーア州出身。日本でも公開された「ウーマン・オン・トップ」(2000)、「マダム・サタン」(2002)、「オ・オーメン・キ・コピアーヴァ」(2003)、「カフンドー」(2005)、、「オー・パイ・オー」(2007)などの映画や、テレノヴェラ「コブラス&ラガートス」(2007)、「ラード・ア・ラード」(2012)などで活躍。

ハモスは2009年にユニセフの親善大使にも任命され、ユニセフを通じて「見えない人種差別」という声明を発表している。

カミーラ・ピタンガは俳優家族の中で育った元モデル。見た目ではあまりわからないが黒人の血を引く混血女優とのこと。2007年のテレノヴェラ「パライーゾ・トロピカウ」ではさまざまな賞を受賞した。

ラーザロとカミーラに代わって出演が発表されたのが、ホドリゴ・イウベルチとFernanda Lima フェルナンダ・リマというブロンドの白人セレブカップル。この発表が行われるや否や、ブラジル国内で人種差別に関する嵐のような討論が始まったという。

交代の理由には、企業広告でも活躍するホドリゴとフェルナンダを起用してほしいというスポンサーの都合説や国際舞台のイベントのため発音の問題、など、さまざまな意見が飛び交っているようだ。しかしソーシャルメディア上の怒りは収まりそうになく、論争はしばらく続きそうだ。

FIFAはコンフェデ杯のころから、ワールドカップ開催に向けての一連の行事に関して、ブラジル国民から敵のように思われている傾向がある。ブラジル現地でのイベントで国民感情を考えずに行った采配が、またしてもブラジル国内での反感につながったのかもしれない。

(文/加藤元庸、写真/TV Globo/Divulgação)
写真はTV グローボのノヴェラ「ラード・ア・ラード」でカップルを演じたLázaro Ramos ラーザロ・ハモス(右)とCamila Pitanga カミーラ・ピタンガ(左)

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