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「『ロボコップ』はブラジル映画」そして「これは現実」。
ジョゼ・パジーリャ監督が語る、なぜ今「ロボコップ」なのか!?

ロボコップ

2月5日(水)にロンドンで行われた2014年版「ロボコップ」ワールドプレミアを受けて、さまざまなメディアがジョゼ・パジーリャ監督のインタビューを伝えている。アメリカン・コミック周辺カルチャーを伝えるブログサイト「BleedingCool.com」は同日、ジョゼ監督へのインタビューを公開した。

新しい「ロボコップ」は80年代のSFの古典のリメイクとなるが、なぜ今、「ロボコップ」なのか?

「オリジナルの『ロボコップ』は、暴力のオートメーション化はファシズムの扉を開く、という哲学を持っていました。この考えが、今の時代、現実になっていると思ったからです。私たち(人類)はすでに無人機(ドローン)による戦争を行っています。やがて本当に、兵士たちはロボットにとってかわられるでしょう」

「(ベトナム戦争では)兵士が次々と死んで犠牲が大きくなったためにアメリカ合衆国はベトナムから撤退した、と考えることができます。では、もしそこにいたのが生身の兵士ではなくすべてロボットだったら、あの戦争はどうなっていたと思いますか? 私たちが、アクション場面だけでなく多くの意味を持っているこの映画を通じて伝えたいのは、この、とてもシリアスな問題なのです」

職務中に負傷した主人公は、ロボットによる兵器や警官をセールスしている多国籍企業オムニコープによってロボコップに改造される。彼の中ではロボットと制御される部分と人間の心とがせめぎ合うが、ロボコップが心を保つのには、妻のクララが重要な役割を果たしている。ジョゼ監督はクララを演じるアビー・コーニッシュとは、映画が持つメッセージについては深くディスカッションしたという。

「この映画はアクション大作でありながら、生身の人間の心や感触をリアルに持っている映画です。そして、現実社会で起きていることについて語っています。だから私たちも、なぜ私たちがこの作品に取り組んでいるのか、その意図をよく考えて理解する必要があったのです」

また、ジョゼ監督は、制作上の制約を乗り越えて、最終的には自身が考えていた形で映画を完成させたという。

「この映画はブラジル人の撮影監督(ルーラ・カルヴァーリョ「エリート・スクワッド」、「シティ・オブ・ゴッド」など)、ブラジル人のフィルム編集監督(ダニエウ・ヘゼンジ「エリート・スクワッド」、「シティ・オブ・ゴッド」、「モーター・サイクル・ダイアリー」など)、ブラジル人作曲家(ペドロ・ブロンフマン「エリート・スクワッド」など)と一緒に作ることができた。これは事実上ブラジル映画だよ!」

(文/麻生雅人、写真提供/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、写真/© 2013 Columbia Pictures Industries, Inc. and Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved)
「ロボコップ」は3月14日(金)丸の内ピカデリーおよび新宿ピカデリーほか全国ロードショー

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