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仏教のお寺の住職さんも集う、教会のシュラスコ会

シュラスコ会

私が働いている教会を柔軟性のある教会にしたいという想いから、いろいろなイベントを開催したり、さまざまな形で教会を開放してきました。

大きな鏡を貼った教室を作ったことから、サンバ教室やJ-Pop、K-Popの練習に来る若者達が利用してくれるようになりました。日本舞踊教室からも問い合わせをもらっています。

また、昔、大学でパソコンの授業の助手をしていたこともあり、私の趣味でパソコン教室や修理を始めたら、「街のお店や教室でポルトガル語で教えられてもわからないから困っていた」という日系人のご高齢者から沢山引き合いがあり、教室をしたり、ブラジルで購入したポルトガル語のパソコンを改造したり修理したり、という活動も始まりました。

シュラスコ会が出来るようにと、シュラスケイラも教会中庭の中心に作りました。

そうしたら、交流シュラスコ会が定期的に開催されるようになり、各国の人が来てくれるようになり、40~80人が毎月集まってくれます。教会が、他業種や多文化の交流や共生の場になることは、うれしく思います。

最初のころは「教会でサンバ教室!?」とか、「教会にシュラスケイラは要りません」など驚かれたりもしましたが、今ではどちらも当教会の大切な場所になっています。

そして、民族やもともとの使用言語、文化も宗派も超えて皆が集まって楽しんでいる姿をみると、やはりこれはブラジルならではの光景だな、と、改めて思わされます。

シュハスコ会2

ブラジルで生活する日本人の宗教は仏教であることが多く、伝統仏教のお寺もすくなくありません。でも私の教会は、お寺さんたちとも仲よく交流しています。浄土真宗や曹洞宗のお寺さんからも、シュラスコ会にお坊さんたちが来てくれ、語り合ったりします。また、お寺で行われる除夜の鐘を突く行事に、教会のゲストハウスの若者を連れて伺い、鐘を突かせていただき、年越しそばもいただいたりしています。

また、日本の新興宗教も、たくさんブラジルに根付いています。東洋の宗教ということで、非日系人のブラジル人に大きな人気がある宗教もあります。新興宗教の方とも、私もよくお付き合いさせていただいています。

それから、日本人の団体では、8月のお盆の時期に諸宗教で合同の「先没者慰霊祭」を行いますが、ここでも宗教の壁はありません。私も毎年招かれますが、ブラジル人で日本にも留学したお坊さん、日系人のカトリックの神父さん、そして日本人のプロテスタント教会の牧師の私が、順番に読経をして、ミサをして、礼拝をします。式の後は、仲良く皆で昼食を一緒にします。

そして、キリスト教の伝統で11月2日は「死者の日」ですが、ブラジルでは祭日なので、その頃にも教会ではなくなった方のための法要のような礼拝をしています。当地の日本語新聞にも案内を載せてもらい、宗教や教派を問わず、皆さんをお招きしています。

ですから私のつとめる教会もブラジルらしく、常にどんな方にも開放された教会でありたいと思っています。

日本からも、ポルトガル語留学や、サンバ、アシェ、カポイエラなどの勉強に来られる若者も多くみえます。ペルーやボリビアからの若者や留学生も来てくれます。新規にブラジル進出した日本企業の駐在員も、情報交換やシュラスコ会、昼食会などにも参加してくれます。

これからも、日本の良いところと、ブラジルの良いところを見つけながら、それぞれに役に立ち、また架け橋になれるようにと思っています。

(写真/徳弘浩隆)
写真は異業種多文化多宗教交流シュラスコ会。上は、2012年3月。下は2011年7月。浄土真宗、曹洞宗のお坊さんも参加しました

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著者紹介

徳弘浩隆 Hirotaka Tokuhiro   2009年 に 渡伯したキリスト教会牧師。仕事や旅行 で26か国を訪ね、今はブラジルを満喫中。趣味は世界遺産や教会巡り、街歩き、IT関係。ゲストハウスに多国籍の人々を迎え、多文化共生のため毎月交流シュラスコ会を続けている。blog「ブラジル宣教師便り」はhttp://mission-brasil.blogspot.jp/