リオ五輪関連予算が約1兆6700億円に。巨額な都市開発費用

2014年 04月 17日

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リオデジャネイロ市、州、連邦の各政府は4月16日(水)、オリンピック後に遺産として残されることが確約されている、公共政策計画と呼ばれている24の案件に対して、合計で241億ヘアイス(レアル)、約1兆1000億円の支出となると発表したと、現地メディア「ヴェージャ」、「R7」、「グローボエスポルチ」(4月16日付け、電子版)などが報じた。

そのため、2016年のリオデジャネイロオリンピックの見積もり額は367億ヘアイス(レアル)、約1兆6700億円に達し、それでもまだ不十分と見られているとのこと。この金額は2014年1月に大会組織委員会が開示していた70億ヘアイス(レアル)、約3200億円と、同じ月に公表された予算56億ヘアイス(レアル)を加えた金額になる。

実際には、この日に行われたのは、都市再生、アーバン・モビリティ、環境など、リオ市のための開発プロジェクトに関する発表だった。金額には都市開発、交通インフラ整備費用が含まれている。

※1ヘアウ(レアル)=45.489024円で換算

(文/麻生雅人、写真/Tomaz Silva/Agência Brasil)
4月16日、オリンピック関連予算を説明するエドゥアルド・パエス リオデジャネイロ市長