リオで約2000組のカップルが集団結婚式を開催

2014年 12月 2日

リオ集団結婚式

11月30日(日)、リオ·デ·ジャネイロのマラカナンジーニョ体育館で、約2000組ものカップルによる集団結婚式「”はい(イエス)”という日」が開催された。現地メディア(「G1」同日づけ)が伝えた。

同イベントは、リオ裁判所と非営利団体FIRJAN、TVグローボの共催で行われた。今回は州都リオ·デ·ジャネイロ市で開かれたこともあり、過去最大の規模となったという。

集団結婚式「”はい(イエス)”という日」は、コムニダージ(ファヴェーラ居住者など低所得者層)の結婚式を促進するために無料で行われている、リオデジャネイロ州の司法プロジェクトのひとつ。

同イベントには親戚も参加可能で、この日曜日のお祝いには、約12,000人が集まった。何人かのカップルには、花嫁化粧を自宅でメイク、結婚式の髪型にして、ドレスアップしたまま通勤電車で到着する姿もあった。

リオデジャネイロの大司教区を代表する神父だけでなく、福音派キリスト教の牧師も参加するという混合結婚式で、それぞれ式を挙げるカップルは「はい」と揃って誓いを立てた。

リオデジャネイロ州治安判事協会(AMAERJ)によると、式典に参加したアウフレッド・マリーノ判事はカルロス・ドゥラモン・ジ・アンドラージの詩「愛」を朗読して会場を感動させたという。その後、判事はホベルト・カルロスの大ヒットバラード曲「コモ・エ・グランジ・オ・メウ・アモール・ポル・ヴォセ」のメロディが流れる中、参加者たちに指輪の交換を合図した。

結婚の宣誓の儀式後、参加者たちはゲストで迎えられたサンバ歌手ドゥドゥ・ノブリのショウを楽しんだという。

(文/加藤元庸、写真/Akemi Nitahara/Agência Brasil)
写真は11月30日、約1900のカップルが参加したマラカナンジーニョ体育館