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サンパウロ、チエテ川流域で約3トンの魚が大量死

チエテ川

ここ数か月、サンパウロの水不足はかなり深刻化しており、ダムの取水制限や節水を促す広告などが日常的にみられるようになっていた。

そんなサンパウロ州に11月25日、恵みの雨、それもかなりの大雨が降った。渇水解消への期待が高まったが、喜んでばかりもいられないニュースが飛び込んできた。

11月29日づけ「ジョルナウ・ナシオナウ」(TVグローボ)が報じたところによると、サンパウロ州内陸部のチエテ川流域の町サウトで魚が大量に死んでいるのが見つかったという。死んだ魚の除去作業が行われたが、その量は重さにして3トンに上った。

大雨の際、チエテ川を流れる水は渇水の間に川に堆積した汚染物質、有害物質で真っ黒だった。それらが一気に高濃度の状態で流れため流域で魚の大量死が発生した、と調査した専門家は見ているという。

(文/原田 侑、写真/Reprodução/「Jornal Nacional」/TV Globo)
TVGloboのニュース番組「ジョルナウ・ナシオナウ」は日本ではグローボインターナショナル(スカパー 514ch)で放送中

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