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安いガソリンを求めて…隣国での越境給油が増加!?
ボリビアやパラグアイと隣接するマットグロッソドスウ州で

越境給油

飛行機の燃油サーチャージが2月1日に下がったばかりだが、原油価格は世界的に半年前から40%近く下がっている。日本は原油安の恩恵を受ける国の一つで、ガソリン価格の値下がりでその恩恵を実感している人も多いはず。一方で産油国にとってはかなりの逆風だ。

ブラジルは石油輸出国に転じたとは言え、石油生産量の大部分は内需に向けられている。自給が成立しているため、国内の石油価格は世界の原油価格変動の影響を受けにくい状態だと言える。

そんな状況を反映したニュースを2月6日、TVグローボが番組「ボンジーア・ブラジル」で伝えている。

ブラジル中西部のマット・グロッソ・ド・スウ州、コルンバ市では、1リットル当たりのガソリン価格は3.56レアル(約178円)。節約のためコルンバ市民は8キロ先のボリビア国境の街、アロージョ・コンセプシオン市に給油に出かける。ここのガソリン価格は1リットルあたり3.2レアル(約160円)。8キロ先に行くだけで11.25%の節約になるのだ。

また、同州のポンタ・ポラゥン市は道路の向こうはパラグアイ、という状況で、越境給油はもっと簡単だ。越境による節約効果は20%にも及ぶ。

ポンタ・ポラゥンでは1リットルあたり3.3レアル(約165円)、パラグアイ側のサン・ファン・カバレーロ市では2.8レアル(約140円)。50リットル給油したら25レアル(約1250円)節約できる計算になる。

「今までのところ、ブラジルからくるお客さんは20-25%くらい。でも日に日に増えていると感じています」(サン・ファン・カバレーロ市のガソリンスタンドの店員)

ただ、誰もがこの節約に励めるわけではない。ブラジルとパラグアイでは販売されるガソリンの成分に差があるためだ。

「ブラジルで販売されている車にパラグアイのガソリンを入れるとモーターが壊れる可能性がある。ブラジル製の車はパラグアイ製のガソリンと使うことを前提にしていないからね」と語るブラジル側で給油するドライバーもいる。

(文/余田庸子、写真/Reprodução/Bom Dia Brasil/TV Globo)
写真はパラグアイで給油するブラジル車、「ボンジーア・ブラジル」より。TVグローボのニュース番組「ボンジーア・ブラジル」はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで)

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