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フレスコボール、リオ市の無形文化遺産に登録

フレスコボール

2月9日、リオデジャネイロ市のエドゥアルド・パエス市長がフレスコボールをリオデジャネイロ市の無形文化遺産として登録したことを宣言したと、現地メディア(「オ・グローボ」、「G1」、「アジェンシア・ブラジル」9日~10日づけなど)が伝えました。

以前、日本フレスコボール協会のブログでも、「フレスコボールの無形文化財へ向けた取り組み~in リオ・デ・ジャネイロ~」(下記リンク先参照)という情報を伝えていますが、この度ようやく登録へと到りました。

また、今年は1945年にフレスコボールが生誕してから70周年を迎える節目であり、またリオデジャネイロ市が誕生してから450周年を迎える年でもあります。フレスコボールにとってもリオにとっても記念すべき年に登録されることとなりました。

これまでに登録されているリオデジャネイロ市の無形文化遺産には、ボサノヴァ、エスコーラ・ジ・サンバ(サンバ団体)、路上のカーニバル団体「コルダォン・ダ・ボーラ・プレッタ」、同「カシーキ・ジ・ハモス」、イエマンジャーの祭りなどがあるそうです。フレスコボールの登録によって同市の無形文化遺産の数は57となるとのこと。

リオ市公共遺産院のワシントン・ファジャルド氏は「フレスコボールはまさにリオデジャネイロのスポーツ。単なるスポーツではありません。カーニバルと同様に、カリオカのDNAに刻まれた、リオ流のスタイルであり、人生の一部です」と語りました。

2009年以来リオデジャネイロ市は、安全性を確保するために8時から17時まで波打ち際でのフレスコボールは禁止しています。しかし、これはビーチを訪れる観光客とフレスコボールプレイヤーを互いにいい関係を保つための措置だったそうです。いわばフレスコボールがリオで市民権を得たという証ともいえそうです。

ブラジルフレスコボール協会のアントニオ・フィーリョ会長は、今後のフレスコボールの発展の可能性として、より公共性を持った社会的なプロジェクトにも関わっていくだろうと語りました。

「(フレスコボールの無形文化遺産への登録は)リオデジャネイロを再発見するということです。この街で誕生した皆の遺産であるフレスコボールが、リオにあるということは、誇りに思うべきことだからです。今後フレスコボールはますますメディアや社会を巻き込んでいき、学校やお年寄り、また障害を持った人などの参加など、社会的事業の可能性も広めていくでしょう。フレスコボールは無限の可能性を秘めたスポーツです。これはリオへの素敵な贈り物です」(アントニオ・フィーリョ会長)

(文/窪島剣璽、写真/Memórias do PAC/Creative Commons)

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著者紹介

窪島剣璽 Kenji Kuboshima 東京都渋谷区在住、一般社団法人日本フレスコボール協会(JFBA) 会長、株式会社凌芸舎 代表取締役社長。1998年大学卒業後、大手IT専門商社に入社、その後、2005年株式会社ライブドアに入社し、検索エンジン事業、オンライン広告の統括を行う。その後、ジェイ・リスティング株式会社(現LINE Business Partners株式会社)の代表取締役に就任。

2013年LINEのブラジル進出時のプロジェクトに参加し、ブラジルに初渡航。ブラジル滞在中に日本ではまだ見ぬビーチスポーツ「フレスコボール」と出会い、帰国後、一般社団法人日本フレスコボール協会を設立。2014年のブラジルワールドカップイヤーに一般社団法人日本フレスコボール協会を本格始動。インターネット事業、スポーツマーケティング事業を手掛ける株式会社凌芸舎では、夏季シーズンは、神奈川県三浦海岸にて、海の家「夏小屋」の経営も行っている。

一般社団法人日本フレスコボール協会 http://www.frescoball.org/