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立佞武多(たちねぷた)のカルナヴァウ行進、無事に終わって打ち上げ。コシノ・ジュンコ氏「日本の独特な感性、違いを示せた」

カーニバルに参加したたちねぷた

(2月)13日午後11時、サンパウロ市北部アニェンビーのサンバ会場サンボードロモでカーニバルが開幕し、直接に会場で見た3万余の観客と、グローボTVの世界生中継を通して数百万人が魅了された。

初日には14のスペシャルチームの半分が行進した。「日伯外交樹立120周年」を今年のテーマとして定めた「アギア・デ(ジ)・オウロ」も14日午前5時前から行進し、中身の濃いパレードを展開した。

パレードの「親善大使」役、元サッカー日本代表監督ジーコ氏(61)は「アギアは貴方の助けを得て優勝ですね?」と記者の問いかけに、「そう願うよ」と気合充分の笑顔を見せた。

在伯青森県人会長、玉城道子さんも「いよいよね。カーニバルは観に来たことさえなかったのにね。あのおっきな山車に乗っておっこちないかしらね」と怖さ半分ながらも、興奮を隠せない様子。

ねぷたの製作者、福士裕朗さん(33、五所川原市)は「寝ないでつくった甲斐があった。サンバは採点競技。パレードの時の注意事項もばっちりだよ」と勢い込んで語ったが、時おり、少し眠そうな表情を見せた。

チームのシンボルである巨大な黄金の鷲(アギア)をかたどった山車とともに、青森県五所川原市の立佞武多の山車も登場。デザイナーのコシノ・ジュンコ氏、玉城青森県人会長、平山誠敏五所川原市長、三潟春樹五所川原市議会議長、IPK代表の小林ヴィットル氏、宇都隆史政務官、福嶌教輝在聖総領事らが乗り込んだ。

震災復興の願いを込めて作られた立佞武多は高さ15メートル、鹿島大明神が地震を引き起こす巨大鯰を退治している姿に観客も息を呑んだ。巨大な提灯のような構造で内部から発光し、存在感を放った。

打楽器隊の前では日本から招聘され2カ月以上当地で練習に務めてきた小口未来さん(33、神奈川)がマドリンニャとして、ライーニャ(ハイーニャ、女王)のシンチア・サントスさん(31)の脇を固めた。

“トリ”を務めたジーコ氏は浅草寺らしき山車に乗り、その前には親善大使妃役の井上ナターリアゆかりさん(28、三世)が華麗な踊りを披露した。

小口さんは「観客の皆さんからのエネルギーが凄かった。それを受けて自分のエネルギーにできた。プレッシャー、責任感はあったが、『私はアギアの人に見込まれてここにいる』と自信をもってやった。ここまでこられたのも、大勢の人の助けがあったからこそ。感謝している」と語った。

サンパウロ市カーニバルは14日深夜と15日深夜にスペシャルグループ全14組が行進。演奏、楽曲、衣装、ダンスなどの項目を審査され、17日の午後4時に優勝チームが発表される。20日の夜には上位6位までのチームが行進する”チャンピオンパレード”が行われる(次ページへつづく)。

(写真・記事提供/ニッケイ新聞、写真上/Kimio Ido)

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