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ブラジル、ビール市場の成長に翳り!?
インベブとSABミラーの資本提携、アンベブへの影響は…

インベブのミラー買収、アンベブは?

ブラジルの有力経済紙「Valor Economico」が9月18日づけで報じたところによると、ブラジルの飲料最大手メーカー、アンベブ(AmBev)の社長がブラジルのビール市場の成長について悲観的な見解を示したという。

同紙によると、アンベブのベルナルド・パイヴァ社長は、2015年のブラジルのビール市場は厳しい状況にあると語ったという。

「今年の消費量は厳しい状況にあります。ですが、当社は不況に組み込まれない決意をし、自社でコントロールできる部分、つまりは合理化に取り組み、成果をあげています」(パイヴァ氏)

パイヴァ氏は、16日に親会社である、ビール業界世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(AB InBev)が発表した、ライバル社であり業界2位のSABミラー社への資本提携の提案については触れなかった。

アンベブ広報によると、この提案の過程にアンベブ社は関わっていないため、詳細についてはわからないとのことだ。実際親会社どうしが合併すれば、アンベブがSABミラーのラテンアメリカ部門を吸収することになるとアナリストたちは予想しているという。

今年の第2四半期、アンベブは間接税差引後売上21.2%増、純利益15.8%増を達成した。しかしながら販売量で見ると、3.4%の減少が見られた。

ブラジルビール生産者協会の最新の調査によると、国内のビール生産量は2014年8月の5.6%増、10億9千万リットルをピークに下がっているという。協会いわく、2014年8月後半の季節外れの暑さが消費を刺激したとのことだ。今年に入ってからは累計で3.8%の減少となっている。

パイヴァ氏によると、昨今のレアル安により原料の調達環境は厳しくなっているものの、アンベブは為替ヘッジ取引を活用し、為替変動のリスクに対応できているという。また同社は製造設備への投資の進捗も計画通りで第1四半期はアンベブの投資額は約14億レアル、年間の投資額は去年とほぼ同水準の31億レアルを見込んでいるとのことだ。

(文/余田庸子、写真/麻生雅人)
親会社ABインベブの主力商品であるバドワイザーのロゴを掲げたアンベブの車両。アンタルチカ、ブラマを運搬中

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