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経済危機のブラジル、各地でカーニバルが中止や予算削減に

マセイオ カーニバル

不況に加えて物価高、さらには政治家たちのの未曾有の贈収賄が公けになるなど、連日のように暗い話題がメディアで報じられているブラジル。

その上、年に一度の楽しみであるカーニバルが中止になってしまっては、不満をぶちまけるはけ口すらもなくなってしまう...。

ブラジルのカーニバルといえば最も有名なのはなんといっても、リオデジャネイロのカーニバル。しかしカーニバルが行われるのはリオだけではない。暦の上でのカーニバルの期間、ブラジルの各都市で、さまざまな規模やスタイルのカーニバルが開催される。

しかし、国が経済危機に見舞われている2016年、ブラジルの各地でカーニバルを中止、もしくはその規模を縮小するというニュースを現地メディア「G1」(1月5~14日づけ)などが伝えている。

ミナスジェライス州南部、リオグランジドスウ州の内陸で複数の街がカーニバルの中止をアナウンスしているほか、アラゴアス州の州都マセイオ市ですら資金が集まらず規模を縮小して開催する道を選んだ。

サンパウロ州の内陸部にあるポルト・フェヘイラ市では、15万レアルかかるパレードを中止して、代わりに12万レアルの救急車の購入費に当てたという。市によると、経済的な事情でカーニバルのパレードを中止したのは初めてのことだという。

また同じサンパウロ州のカンピーナス市やソロカバ市などの大きな自治体も経済的に苦境に立たされており、2015年12月の時点でカーニバルの予算削減をアナウンスしたと報じられている。

経済学者たちによると、2015年のGDPは年は3.62%も落ちて、2016年には3%以下になると見られており、カーニバルの予算カットは必然だと言う。

例外はリオデジャネイロだ。同市にはカーニバル関連マーケットが存在しており、年間を通じて所得と雇用を生み出している。カーニバルの期間には約130万人の観光客が訪問し、約12億レアルを費やしていく。またこの時期、約700万人のブラジル人たちが国内を移動して、各地のカーニバルで約700万レアルを費やすというドメスティックな経済効果をもたらす側面もあるという。

(文/加藤元庸、写真/Pei Fon/Secom Maceió)
写真は2014年のマセイオのカーニバル

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