水中メガネで魚たちを眺められる「天然プール」

2016年 01月 15日

プライア・ジ・フォルチ

ブラジル北東部バイーア州のビーチ・リゾート、「プライア・ド・フォルチ」へ行ってきました。ここに来るのは、もう5回目です。

海の色が特筆すべきほどに美しいというわけではないのですが、ホテル、レストラン、みやげ物屋が徒歩で行ける範囲内に集まっているし、観光で成り立っている町なので治安も良く、街中に車が走っていないというのがまた来たくなってしまう魅力です。

ここに来たら、まずはプライア(海辺)を目指します。

ウミガメの水族館の裏側に「Piscina Natural(天然プール)」と呼ばれる場所があります。これは、干潮時にサンゴ礁のくぼみにできる水たまりのことで、その中に入って水中メガネでオサカナを眺めるのが一つのアクティビティとなっています。

この日の干潮は朝7:30頃でした。日差しが強烈なので、朝早い時間に天然プールに行きました。

天然プールは子供も安心して遊べる深さ。水温は太陽の日差しで温められていて、温泉のようでもあります。少し沖まで行くと、大人に丁度良い深さの場所もあります。

天然プールを歩いていると、シュノーケリングのお兄さんが声をかけてきます。彼は、一人50レアル(約1600円)で、水中メガネ、シュノーケル、サンダルをレンタルしてくれます。魚に与えるエサもつけてくれます。その他、水中カメラマンが魚と一緒に潜っている写真を撮影してくれるサービスもあります。写真撮影は要らないので、シュノーケリングの用具だけ貸してくれ、と交渉したところ、30レアル(約1,000円)にしてくれました。

天然プールの近くにはパラソルを立てて、飲み物などを販売するブラジルでおなじみのサービスもあるので、シュノーケリングに疲れたら、ここでビールを飲みながら海を眺めてのんびりするのが楽しいです。

(写真・文/唐木真吾)

著者紹介

唐木真吾 Shingo Karaki

唐木真吾 Shingo Karaki
1982年長野県生まれ。東京在住。2005年に早稲田大学商学部を卒業後、監査法人に就職。2012年に食品会社に転職し、ブラジルに5年8カ月間駐在。2018年2月に日本へ帰国。ブログ「ブラジル余話(http://tabatashingo.com/top/)」では、日本人の少ないブラジル北東部のさらに内陸部(ペルナンブーコ州ペトロリーナ)から見たブラジルを紹介している。
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