リオは「路上のカーニバル」の季節

2017年 02月 11日

モノブロコ

ブラジル、リオデジャネイロでは、いよいよカルナヴァウ(カーニバル)シーズンが到来。休日ともなると街のあちこちから音が溢れ出す。

パレード専用会場サンボードロモでコンテスト形式で行われる有名な「リオのサンバカーニバル」(2017年は2月24日(金)~27日(月))に先駆け、「ブロコ」と呼ばれるカルナヴァウ集団が路上に操りだして、仮装や楽器の演奏、歌などを楽しんでいる。

街の中で行われるブロコによる”路上のカーニバル”は、サンボードロモのパレードとはまた違った、リオの人々の暮らしに根差したカルナヴァウを楽しむことができる。

1月26日づけ現地メディア「G1」では、リオ市内で開催されるブロコのスケジュールが公開されている。

リオ市観光局(Riotur)によれば、2017年は1月29日(日)から3月5日(日)まで、451団体のブロコによる578のパフォーマンスが予定されているという。

モノブロコ

また、期間中110万人の観光客が見込まれており、同市観光局は、より快適にブロコを楽しんでもらえるよう、2016年よりも25%多い3万1800個の仮設トイレを市内に設置するとのこと。

さらに、セントロ地区で行われる大所帯ブロコによる行進の見物には、スムーズな輸送手段を確保すべく、路面電車VLTを通常通り運行させることも発表した。リオ市交通工学公社(CET-Rio)のコーディネーター、ジョアキン・ヂニス氏によれば、マウアー広場地区へ移動する人との混乱を防ぐため、同地区への運行は禁止するとし、サービスの一時的中断がある可能性にも言及している。

2017年リオデジャネイロのブロコのスケジュールは、次ページ以降に掲載。

(文/柳田あや、写真/Riotur)
写真はリオ市の大所帯ブロコのひとつモノブロコと路上の観衆