2016年、リオのカルナヴァウが公式に幕開け

2016年 02月 7日

リオのカーニバル

リオデジャネイロで、公式にカルナヴァウが始まった。

2月5日(金)の午前、ボタフォーゴにある市長公舎(リオ市宮)で行われた式典の中で、カルナヴァウ・シーズンの恒例行事、市長がヘイモモ(モモ王)に”市の鍵”を手渡すセレモニーが行われたと、同日づけ「G1」が伝えた。

毎年選出されるカルナヴァウの王様、ヘイモモに鍵が渡されることで、その年のカルナヴァウは公式な開幕を告げる。

またヘイモモと一緒に、カルナヴァウの女王と二人の王女(第一王女、第二王女)も選出される。彼らはカルナヴァウの開幕の行進や、カルナヴァウに関連するさまざまなイベントなどに出演してカルナヴァウを盛り上げる役を務める。

2016年のヘイモモは、2014年、2015年と3年連続でウィウソン・ヂアス・ダ・コスタさんが務める。

モモ王 ヘイ・モモ 2016 カーニバル リオ

式典の中で、エドゥアルド・パエス市長は「この行事は、市長にとって最も興奮する瞬間です。市長であることを私が好んでいることは誰もが知っているでしょう」と述べた。

2015年にカルナヴァウのパレードで優勝したベイジャ・フロール・ヂ・ニローポリスのメンバー、市の保安官による楽隊、コンフラリーア・ド・ガロット(13日の金曜日の13時にリオ市の歴史地区でパレードを行う13人のグループ)や、市の鍵を50年間保持するカンドンゴ家、カザウ・ヂ・ペルナス・ヂ・パウ(竹馬に乗ったペアダンサー)も式典に参加した。

「私が常にリオに希望すること、それはその自発性と喜びを決して失わないということ。この街がもっとも魔法にかかる瞬間です。多くの人々が現実と夢の混ざり合う世界を体感できるでしょう」(エドゥアルド・パエス市長)

正式な開幕を受けて、リオデジャネイロ市のサンボードロモ・ダ・マルケス・ジ・サプカイでは5日(金)夜から、グルーポ・アセッソ(2部リーグ)のサンバ団体(エスコーラ・ジ・サンバ)の行進がスタートした。

(文/柳田あや、写真/Gabriel Santos/Riotur、Ricardo Cassiano/Prefeitura do Rio)
写真上は5日、リオデジャネイロ。インペリオ・ダ・チジュッカの行進。写真下は5日、エドゥアルド・パエス市長から市の鍵を授与されたヘイ・モモ