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リオ五輪 女子サッカー、ブラジルはメダル獲得ならず

マルタ 女子サッカー

8月19日(金)午後1時(日本時間20日(土)午前1時)、サンパウロのアレーナ・コリンチャンスで女子サッカーの3位決定戦が行われた。

ブラジルは、準決勝をPK戦で落とし決勝には進めず、カナダとの3位決定戦に回ることになった。

勝っても負けてもこれが最後の試合になる両チーム。ブラジルは、通常先発メンバーだけで行う写真撮影を選手全員で行っていた。

ブラジルの先発メンバーは前試合から2人変えてきた。

右SBを12番のポリアーナから2番のファビアーナへ、そして前線では7番デビーニャからあの11番のクリスチアーニへ変わっていた。ファビアーナもクリスチアーニも今大会の試合中に怪我をしていたが、回復したようだ。

試合は、全体的にカナダが攻めていた。ブラジルは劣勢で、うまく攻撃を組み立てられていなかった。

そんな中、前半25分にカナダのゴールが決まった。ブラジルがCKで攻め上がっている最中にカウンターで決められてしまったのだ。

マルタがボールを持つと反撃の可能性は感じさせるが、決め手に欠き、惜しいチャンスもあるが、決めきれない。期待を一身に背負うマルタは、疲れもあるのだろうが、いつもほどのキレは見られなかった。

また、期待されたクリスチアーニは途中出場した前試合でも精彩を欠いており、この日もキレが感じられなかった。

目立った選手といえば、怪我から復帰明けの右SBファビアーナぐらいか。頻繁にオーバーラップを見せていたが、それでもゴールまでは結びつかなかった。

後半開始から、不調のクリスチアーニに代え、7番のデビーニャが入った。

しかし、早々の後半7分にカナダに加点されてしまったのだ。

ブラジルの左サイドでボールを奪われ、そのまま持ち込まれ、12番をつけたキャプテンのシンクレアにゴールを決められたのだ。2点差になってしまった。これは痛かった。

その後、ブラジルは、立て続けに2人選手を交代し、反撃を試みるがなかなか思うように展開できない。

しかし、後半34分、スローインから、ゴール前にいた16番のFWベアトリスがワントラップしてから振り向きざまにシュートを打ちゴールを決めたのだ。

これは見事だった。技ありのゴールだった。

1点を取ったブラジルは息を吹き返し攻め続けるが、ゴールは遠かった。結局1-2で負け、メダルを獲得することはできなかった。

地元開催で、国民的ヒーロー、マルタのためにもぜひ金メダル、少なくてもメダルは獲得してほしかったが、残念ながら実現しなかった。

試合終了後、ブラジルは敗れたが、観客からはブラジルコールが起きた。ブラジル選手たちに大歓声が送られたのだ。

私は正直ブーイングでもされるのではないかと思ったが、観客たちの態度は立派だった。カナダの選手たちにも拍手が送られていた。

そして、マラカナンで行われた決勝戦では、ドイツがスウェーデンを2-1で破り、金メダルを獲得している。

改めて、なでしこジャパンがこの舞台に立てなかったことは本当に残念だと思った。

次の大舞台は、2019年のフランスW杯、そして2020年の東京五輪である。ブラジル、そして日本の選手たちの勇姿が見れることを期待したい。

(文/コウトク、写真/Ministério do Esporte)
写真は前試合、8月16日に行われた対スウェーデン戦

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著者紹介

コウトク  2005年6月~2012年6月まで仕事の関係で、ブラジルに在住。ブラジル在住当時は、サッカー観戦に興じる。サントス戦については、生観戦、TV観戦問わずほぼ全試合を見ていた。2007年5月のサンパウロ選手権と2010年8月のブラジル杯のサントス優勝の瞬間をスタジアムで体感。また、2011年6月のリベルタドーレス杯制覇時は、スタジアム近くのBarで、大勢のサンチスタと共にTV観戦し、優勝の喜びを味わった。現在、スポーツナビのブログ「ブラジルサッカーレポート」(http://www.plus-blog.sportsnavi.com/kohtoku/)を執筆中。