ジゼル・ブンチェン、最も稼ぐモデル14年連続1位に

2016年 09月 1日

ジゼル・ブンチェン

「フォーブス」誌が毎年発表する高額所得女性モデルランキング2016年版で、ブラジル人トップモデルのジゼル・ブンチェンが14年連続1位に輝いたと、現地メディア「エザミ」(8月30日づけ)が報じている。

2002年以降、年間で最高売上額を生み出すモデルとして、トップの座に君臨してきたジゼル。35歳という若さで、この1年に約3,500万USドル(約36億1300万円)を稼いだという(※1USドル=103円で換算)。

シャネル、キャロライナ・ヘレラ、パンテーンといったブランドとの高額な契約によるところも大きい。

2位には、ヴィクトリアズ・シークレット・エンジェルズを長年務めるブラジル人モデル、アドリアナ・リマが約1,050万USドル(約10億8300万円)の所得でジゼルに続いた。

ジゼルの年収は、この2位のアドリアナと、3位で並ぶアメリカ人モデル、ケンダル・ジェンナーとカーリー・クロスの年収1,000万USドルを合算しても足りないというのだから、いかに桁外れかということが分かる。

ちなみにこの3位のケンダル・ジェンナーは、カーダシアン一族に密着したアメリカ合衆国のリアリティ番組で一躍人気となり、エスティローダーやカルバンクラインとの契約もあって、昨年の16位から一気に上昇、2016年のランキングの中でもっとも飛躍をみせたモデルだという。

また、ブラジル人モデルのアレッサンドラ・アンブローシオも、約500万USドル(約51億円)で13位にランクインを果たしている。

2015年に、商業的なファッションショーにおけるランウェイへからは引退を宣言しているジゼル。2016年8月5日にはリオデジャネイロ・オリンピックの開会式でキャットウォークを披露したが、一部報道によると、自身のキャリアにおいてこれが最後のランウェイだと語っているという。

それにしても、一線を退いてもなお価値を落とさないジゼルの圧倒的な人気には恐れ入るばかりだ。これからもいろいろな場で、一人の女性としての魅力的な生き方を見せてほしい。

(文/柳田あや、写真/Roberto Castro/Brasil2016)
8月5日、リオデジャネイロ、マラカナンスタジアム。オリンピック開会式でキャットウォークを披露したジゼル・ブンチェン