Jリーガーから実業家へ。新たなフィールドで活躍する岡ファビオ

2016年 12月 30日

岡ファビオ

今日の記事はいつもと違ったノリで書かずにはいられない。

現役日本代表の本田圭佑選手がサッカー選手をやりながらサッカーチームを買収するなど、実業家としての一面も持っているということは有名な話である。だが、そんな本田と同様に、経営者としてのセンスや才能を持った男が、他にもJリーグに存在していた!

そんな話を書いていこうと思う。

両親の出稼ぎで日本にやって来たサッカー少年の岡ファビオさんは、父親がコリンチャンスの選手であったこともあり、いつしか日本でプロとしてサッカーをやれることに憧れを抱くようになった。

小中学生時代はサンフレッチェ広島の下部組織で必死に練習に明け暮れる日々を送った。毎日毎日一生懸命練習することがスター選手になる道だと思ったからだ。そして、見事U-15~17の代表に選出されることになる。

岡ファビオ

しかし高校時代はユースには上がらずに岡山学芸館高校で勉強とサッカー、まさに文武両道の生活を送り、卒業後、2010年念願のプロ契約を結んだ。

ファジアーノ岡山だ!

プロチームにはダ・シルバ・ファビオ・岡の登録名で2010年から2014年まで在籍した。2012年まで所属したファジアーノ岡山には感謝の気持ちしかないと語っている。

さて、ファビオさんの生き様が面白いのは、サッカー選手引退後、新たな人生をスタートさせてからのスピード感である。ここから彼はサラリーマンとして、フォワードのごとくのし上がっていく(次ページへつづく)。

(文/玉井健太郎、写真/Arquivo Pessoal/岡ファビオ)

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